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認知症の周辺症状ってどんな症状なの?

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認知症の症状といえば、記憶障害じゃないの?と思う方も多いのではないでしょうか。
確かに認知症の症状で多くの人に現れるのが、中核症状である記憶障害です(中核症状については「認知症の中核症状って一体どんな症状なの?」で説明しています)。
ですが、認知症には中核症状だけではなく周辺症状という症状もあります。
この周辺症状は「行動・心理症状(BPSD)」と呼ばれています。
周辺症状は中核症状を原因とする行動症状、心理症状です。
例えば中核症状には記憶障害や見当識障害がありますが、それらの障害のために「徘徊」してしまうという周辺症状が現れてきます。
しかし、周辺症状の全てが中核障害から生まれると誤解している人がいますが(医師も含めて)、それは間違えています。
家族などの介護者との対人関係で徘徊などの周辺症状が生まれるケースが少なくないからです。

周辺症状はどのような症状があるのか

周辺症状は幻覚、不眠、妄想、徘徊、異食、攻撃的言動、危険行為、不穏、不潔行為、ケアの抵抗、抑うつ、焦燥感、過食、多弁、多動、興奮、せん妄(参考記事せん妄を認知症と誤診する医師が多い)といった症状です。
人によってはこれらの症状がない場合もありますし、1つではなく2つ3つといくつも出現する場合もあります。

周辺症状は中核症状だけではなく、環境(場所や人)によっても出現します。
例えば
〇住みなれた場所ではなく施設や入院による環境の変化
〇医師、看護師、介護者(医療関係者)との関係性

医療関係者は自分の関わり方が間違っていないと思っていても、実は認知症の方にとってみれば不快と感じている場合もあるので、認知症について正しい理解を持つことが大切です。
特に、普通の病院に入院している場合、医療関係者が認知症を理解していないため、周辺症状を誘発させてしまっていることがあります。
ですが、誘発させている原因が自分たち(医療関係者)であることに気づいていないため、周辺症状が現れると入院継続不可能と判断されて強制退院となってしまうこともあるのです。

認知症が増えているにもかかわらず認知症専門医が少ない現状を考えるとこのような対応も仕方がないですが、もっと医療関係者には認知症の知識をもっていただきたいです。

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