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[認知症介護]どの時点でオムツ使用を検討すべきか

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介助の中でも排泄介助は最も気を使う介助の1つです。
今回は排泄の介助についてお伝えします。

相手には気を使っても使わせないようにする

排泄介助は相手にとっても、とても気を使いやすい介助です。
私が勤めている施設で排泄介助を行っているときに、利用者から受けた言葉で忘れられないのは
「すいません。すいません。汚い事をさせてすいません。」と言われたことです。
お金を払って利用している側がサービスの対価としてお金を受取っている職員側に言うのですから余程申し訳なさで一杯だったのでしょう。
この時は「人の生理現象なので出ないより出た方が体に良く我々も嬉しい」という旨の事を伝え、少しは、表情がマシになりました。

これほど申し訳ない想いに駆られる排泄介助の時は介護するときの表情を含め、最大限の気を使ってください。
間違っても汚いものを扱うかのような表情や態度、そして責めるような受け答えはしないように注意して下さいね。
失禁した時は責めてしまいたくなる気持ちも分かりますが、機能的に無理な事を要求され怒られるのは本当に辛い体験になるので、その力を失禁しないで済むようになる方法を模索する方に注ぎましょう。

失禁しないで済むようになる方法

大抵の人は排泄にパターンがあります。
「大体何時頃にトイレに座ると尿や便
が出るか」
「便の場合は毎日出るのか、または大体何日おきに出るか。一度出れば大体どの位の量が出るか」
という事は2週間程アセスメント(情報収集)を取れば見えてきます。
それに合わせて誘導し、尿取りパッド等に出る前にトイレに排泄してもらうのが理想です。
また、安易なオムツ使用は尿意と便意を奪いますので慎重に検討して下さい。

オムツ使用を検討する時に重要なのはこの点

では慎重に検討して下さいとお伝えしたオムツの使用に関してですが、職業従事者による介護現場ではどのような場合に使用しているのでしょうか。
これは、排泄に関してきちんとしたケアをしている事業所の場合、「寝たきりである状態の人のみ」です。
立位(まっすぐ立った姿勢)が困難であるケースでも、2名介助でトイレにて介助を行います(つまり、介護者の都合で安易にはオムツは使わないということです)。
これはオムツ使用が原因の皮膚疾患の予防の意味も含んでいます。

ご家族の場合は、いつでも2名で介助出来るとは限りませんね。
むしろ2名で介助出来るケースの方が少ないのではないかと思います。
なので寝たきりだけではなく、立位保持が出来ない場合もオムツの使用を検討しても良いと思います。
少なくとも止めて頂きたいのが、歩行が出来る状態の方に対してオムツを使用する事です。
ご家族の場合は他の用事があり、手を取られてばかりいる訳にはいかない事は重々承知しています。
それでも、本人の人生の最期のステージの質を少しでも落さない為に、慎重になってあげて下さい。

排泄は自尊心等にも影響を及ぼし、生活の質は大きく左右されます。
ご両親を介助する際には、参考にして下さいね。

[参考記事]
「認知症が原因で部屋に排泄を繰り返すことへの対応(実例)」

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