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認知症介護のストレスで血尿。介護は綺麗事ではない

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この記事は30代の女性に書いていただきました。

……….

 認知症の祖母の介護は、毎日本当に大変でした。認知症になってから色々おかしな事をするので、その度に注意するのですが、全く言うことは聞きません。注意しても意味ないと分かっていても、最初は『いくら認知症とは言え大人、少しぐらいは分かるでしょ』と思っていました。しかし、その期待が幻想だと分かるには時間はかかりませんでした。
例えば

 祖母が転んで足腰を痛めた時に医師から「次、転んだら寝たきりになりますから気をつけてください」と言われた時があったのです。大柄な祖母が寝たきりになったら、とても介護は無理と思い、転ばないように今まで以上に、目が離せなくなりました。

 しかし痛みが鈍っているのか、日によって調子が良いのか分かりませんが、外へ行こうとします。「足腰痛くないの?危ないから家に居てね」と優しく言うと、「痛くないから歩いてんのよ。ガミガミうるさいわね。何であんたに指図されなきゃいけないのよ」と言い返します。そうかと思えば注意した直後に家に入って、何もなかったかのようにテレビを見ることもあります。


 「オムツがパンパンだから、パンツ換えなよ」とパンツを渡すのですが「今換えようと思ってたわよ」と換えのオムツを奪い取りますが、次の瞬間、換えることを忘れます。ですので、さらに「換えてね」と言うと「はぁ?何を」と言い返されます。


 「お風呂は滑るから手伝うよ」と言えば「子どもじゃないんだから一人で出来るわよ。あっち行きな」と手を貸すのも拒否しました。


 ご飯を食べて直ぐに「お腹空いた」と言うので、私が「食べたじゃん」と強めに言うと、「何その言い方。お腹空いてんだから仕方ないでしょ」と直ぐ言い返して、言う事は全く聞きません。

介護の苦労で血尿

 まさに反抗期の子どもと同じでした。脱いだら脱ぎっぱなし、ご飯の食べ方も段々汚くなり、本当に子どものようになってきました。何をやっても口答えするから、私が黙ってお風呂の準備や着替えの準備をすると「勝手にやらないで」と言うので、どう接していけばいいのか全く分かりませんでした。

 祖母は気に入らないと物を投げるようになっていたのですが、ある時投げたテレビのリモコンが私の目に当たった時もありました。幸い大事には至らなかったのですが、このようなことが続き、とうとう私の健康にも影響が及ぶようになってきました。血尿が出てしまったのです。ストレスや疲れによって血尿が出ることがあるそうなので、私の場合は恐らく介護が原因かと思います。介護というのは本当に大変なのです。

 いくら認知症と分かっていてもイラっとしてしまい、自分に受け流す余裕がないと、「分かってんならやりなよ」「うるさいなら言われなくてもやればいいじゃん」と子どもに言い返す親と同じようになります。介護真っ最中には認知症だから仕方ないとは思えませんでした。

 昔の祖母は真面目な人で、私に対して酷い言動を取ったことはありませんでした。それが認知症になると段々昔の面影が無くなって、人が全く変わったようになり、家族にとってはショックが大きかったです。

 私だって祖母に対して強い口調で言いたくはないのですが、認知症の本に書いてあるような「認知症の人を否定してはいけない」などの行動はなかなか取れないのが現実です。綺麗事ではないのです。思いつめて認知症の人に暴力をふるってしまったりするケースもあると聞きますので、もう、限界という状況になったら施設への入所も考えた方がいいと思います。

[参考記事]
「認知症の介護疲れによる殺人に関して私が思う事」

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