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[認知症介護 今野さん編③]徘徊先で転んで腰の骨にヒビ

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認知症の症状は日によって、もっと言えば時間単位で変わります。
一番困ったのは徘徊です。
目を離した隙に出て行くので気が気でなかったです。
祖母の場合は、徘徊癖が付いても行き先は以前住んでた家に行くので、まだ探しようがありました。
しかし、昼夜構わず行くので、私は夜は玄関が見えるリビングで寝て、玄関ドアには鈴を付けて、いつでも気づくようにしていました。

徘徊で血だらけに

しかし、ある夜、私がお風呂に入った隙に犬の散歩に行ってしまいました。
犬の散歩に行けないようにリードも隠して置いたのですが、ビニール紐をリード代わりにして出て行ったのです。

変な所で臨機応変に対処するので、ある意味関心していました。
案の定事件が起こりました。
探しに行くと、途中で頭から血を流し座り込んでいるのです。
祖母が自分で転んだのですが、「誰かに襲われたから警察を呼んで」と言うのです。
しかし救急車を呼んでくれた人が転んだのを見ていたので、警察を呼ぶことなく大事にならず済みました。
そして、救急車で病院に行ったのですが、医師からは「腰の骨にヒビが入り、もしかしたら痛くて寝たきりになるかも」と言われ、それなら入院をお願いすると、「認知症の人が問題を起こすと困るから無理です」と言われました。

怪我の後に認知症が進行

家に帰ってきてから最初は痛いので寝ていたのですが、そのうちに転んだのも忘れ、「年かね。腰が痛いのは」と言って、また犬の散歩をしようとしました。
しかし、痛い時もあるようで、今度は寝ている事が多くなりました。
それからは、一気に認知症の症状が進行しました。
食べても食べてもお腹がいっぱいにならないようで、お供えしてある5個入りのどら焼きを全部食べ、買い置きした大福やお菓子も食べ、まだ食べ足らず、炊飯器のご飯3合分を完食。
夜の食事は祖父母の方が早く、私は後から食べるのですが、その時「私のご飯はないのか食べてないよ」と言い張るので、少し出すと「量が少ない、残すのは勿体ない」と残り物全て食べるのです。
そのため食べ物は全て隠していたのですが、なぜだか大量のお菓子のゴミがありました。
しかし、外に出た形跡はなく、お金も持たせてないので不思議に思っていました。
すると近くに電話注文で配達してくれるお店があり、そこでツケで買っていたのです。
お店の人も徐々におかしいと思ったようで、私に言ってくれて発覚。
先ほどの犬のリードをビニール紐で作ったこともそうですが、本当に変な所で頭が回るので、ビックリでした。
お店の人に頼んで、配達できないと断ってもらうと、「孫がご飯食べさせてくれないの。私ガリガリなの」と同情を引く始末(ガリガリではなく、むしろ太ってましたけど)。
やることなすことハチャメチャなのに、自分のやりたい事は、知恵がわくようで、ここまで来ると精神的に参り、イライラと言うよりこっちが無気力になり、「もう勝手にすれば」と投げやりになってしまいました。
こっちが必死になっても悪者扱い、感謝されることもなく、ただただ介護をする日々に嫌気がさしていました。
これが介護する人の現実、綺麗事は通用しません。

参考記事
「[認知症介護体験 今野さん編①]徘徊で横浜から伊東へ」
「[認知症介護 今野さん編②]イカと大根を間違えて大変なことに」
「[認知症介護 今野さん編④]仏壇の写真を見て激怒し、警察を呼ぶ」
「認知症介護 今野さん編⑤知らぬ間に100万円の着物の帯の買い物」
「認知症介護 今野さん編⑥認知症の祖母の「引っ越し癖」に苦慮」

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