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[認知症]蛭子能収が診断された軽度認知障害(MCI)とは

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漫画家でタレントである蛭子能収さんが軽度認知障害(MCI)と診断されていたことはご存知ですか。
軽度認知障害とは健常者と認知症の中間の症状です。
蛭子さんが番組で「孫の名前は忘れた」と言っている場面を聞いたことがありますが、このような症状を自身や家族が認められていれば軽度認知障害の条件の一つに当てはまります。
では軽度認知障害の条件にはどんなものがあるでしょうか。
軽度認知障害を判断するのには2つの方法があります。

軽度認知障害の判断方法①

①記憶障害の訴えが本人または家族から認められている
②日常生活動作は正常
③全般的認知機能は正常
④年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害が存在する
⑤認知症ではない

この5つ全てに当てはまると軽度認知障害の疑いが出てきます。
詳しく説明すると
①は蛭子能収さんの例でいえば、この診断を受ける前から物忘れが多いことに気づいていたそうです。
例えば、夜に食べた食事を思い出せなくなったり、孫など親族の名前を忘れたり。

②は服を着替えたり、お風呂に入ったりなどの日常の行動は問題なくすることが出来る状態です。

は記憶、見当識(ここはどこで、今何時なのかなどの状況を分かっていること)、言葉を話す機能、物事への注意力、計画し実行する能力などが総合的に考えて正常である状態です。

④は分かりにくいですが、例えば何人かで共通の話題を話している時、自分だけがそのことについて思い出せないことです。

⑤はそのままの意味で認知症ほど酷い症状ではないということです。

軽度認知障害の判断方法②

もう一つの軽度認知障害の判断方法として「よく使用される認知症テストは2種類。長谷川式簡易知能評価スケールとMMSE」で説明した2つのテストがあります。
改定長谷川式簡易知能評価スケールでは記憶力、見当識、言語能力などを検査しますが、30点満点で20点以下で認知症の疑いがあります。
MMSE(ミニメンタルステート検査)も長谷川式と同じようなテストですが、少し複雑な質問が含まれています。
30点満点で22点から26点で軽い認知症の疑いが出てきます。

軽度認知障害の予防法

軽度認知障害は認知症の予備軍なので、そのまま放置すると5年間で約50%人が認知症へ進行すると言われています。
ですので、認知症へ進行させないためにも予防が大切です。

①バランスの良い食事をとる
イギリスのエクセター大学が地中海式の食事は認知症のリスクを下げると発表しています(参考記事「地中海食が糖尿病、心臓病、認知症、乳癌を防ぐ」)。

地中海食は「パン、ライス、野菜、フルーツ、ナッツや豆類、オリーブオイル、チーズを毎日」、「魚、卵、スイーツ、鶏肉を週に数回」、「鶏以外の肉は月に数回」というピラミッド構造になっています。

日本人であれば納豆や豆腐も食べてください。
大豆などに含まれているレシチンは脳の神経伝達物質や脳の細胞膜の材料に使われていますので、記憶力の衰退を予防することが期待できます。

②適度な運動をする
コロンビア大学が早歩きや筋力トレーニングなどの運動をすると海馬(記憶に関わる脳の領域)が大きくなると発表しています。
最近ではコンビニ型のスポーツジム「カーブス」のような手軽に通えるジムが増えていて、70才以上のお年寄りも多数通っています。

③いろんな人とコミュニケーションをとる
オーストラリアのメルボルン大学が孫との関わりを増やすと脳の機能が良くなると発表しています(しかし、週に5日以上の孫との関わりは逆効果になる結果が出ています)。
この研究は人とコミュニケーションを取りながら料理をしたり、ゲーム(囲碁、将棋、麻雀)をしたり関わりを持つことの重要性を示唆しています。

④脳を活性化させる
例えば、計算ドリルを解いたり、多くのおかずを作ったり、頭を使うことで脳を活性化させることが出来ます。
料理は「食材は何にするのか」「調味料を何を使うのか」「鍋はどれを使うのか」「どれから作るのか」など頭を使わないと出来ません。
料理をする人としない人とでは約30%認知症のリスクが違うという調査もあります。
以上ですが、まず最初に食事を変えることと運動の習慣を付けるところから始めましょう。

[参考記事]
「認知症の中でも一番多いアルツハイマー型認知症の症状は?」

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