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酷い介護を行なう介護施設について。強いストレスで胃潰瘍に

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この記事は認知症の父親を介護をしている男性に書いていただきました。

……………

介護施設へ

私の父は89歳です。
9年前に母が亡くなり、一人暮らしをするようになってから認知症が急激に進み、鍋を焦がして、あやうく火災になりそうになりました。
私は父を介護施設に入れることを決めました。
それが後になって、とんでもないことになったのです。

突然、部屋替えの要求

父の入居後、たくさんいた施設の従業員の数が減少していきました。
施設長は、「入居者が減ったから、従業員も減らしました。
そこで、お父様の部屋を1階から2階に変えます」と通告してきました。
1階の部屋は、全部空にして、デイサービスに貸し出すと言うのです。

2階に移ってからは、父は自由に庭を散歩することもできず、歩かないので足の筋力が衰え、とうとう歩行困難になりました。
1階にいれば、歩行困難になることはなかったでしょう。

蔓延していた白癬菌

入居してから父の手の甲に白癬菌による皮膚病ができました。
他の入居している人たちの手もやはり同じ症状です。
妻は施設長に抗議しましたが、「今度、お医者さんが来た時に聞いてみます」と言って、あまり取り合ってくれませんでした。

白癬菌はその後、足の爪まで進み、親指の爪がふくれあがるほど変形してしまいました。
妻が、「これは爪白癬じゃないですか、なぜこんなになるまで、放っておいたのですか」と施設長に抗議すると、「気になりませんでした」と驚くような返事が返ってきました。

胃潰瘍で入院

施設から、夜、突然の電話がかかってきました。
「意識不明なので入院させた」と言うのです。
私は驚いて、すぐに病院に駆けつけました。
父は「胃潰瘍」でした。
幸い手術をしないでも回復できました。

病院のお医者さんは、「なにか強いストレスがありませんか?」と聞きます。
付き添いに来ていた施設長に聞きましたが、「毎日、穏やかに過ごされています」という返事でした。

父は入居中ずっと歯ぎしりをしていました。
私は何が原因で歯ぎしりをしているのか分かりませんでしたが、父がストレスを感じていたのは確かです。

車いす生活でさらに歩行困難に

父は退院した後、車いすの生活になりました。
しかし、これも間違いなのでした。
良い施設であれば、ぎりぎり歩けなくなるまで、車いすは使わせないようにするそうです。
父は歩かないので運動不足となり、病気の数値はさらに悪くなりました。

そのため薬の種類が増えて医療費が急激に増加していきました。
医者が処方することなので文句が言えません。
悪循環といえるでしょう。

鎮静剤の投与

また施設から電話がかかってきました。
父が興奮するので鎮静剤を飲まると言うのです。
私は、施設に迷惑をかけても良くないと思い、鎮静剤を与えることを了解しました。
ふだん施設長が「穏やかに過ごされています」という言葉と矛盾しますが、逆らえません。

増え続ける拘束

あるとき施設長から「オムツいじりをするので、つなぎのパジャマを着せてよいですか?」という電話が来ました。
そして、ベッドの周りには、4点柵をしてベッドから落ちないようにするそうです。
私は、つなぎのパジャマと4点柵も了解しました。

次に私が施設を訪れると、父は車いすに座っていましたが、腰のあたりをT字型の拘束ベルトで車いすに縛りつけられていました。
「なぜこんなベルトをするのですか?」と訊くと、「居眠りをして、ずり落ちてしまうので」と言うではありませんか。

居宅介護に切り替える

施設に入れておいても、だんだん父の体はやせ細り、さらに拘束だらけで囚人のようです。
このままいけば、悲惨になるばかりなので、私は父を自宅に引き取ることにしました。
しかし、私にとって、居宅介護は初めてのことです。
どうしたら良いかわからないので、近くの訪問介護ステーションに電話しました。

利益優先の訪問介護ステーション

早速、ケアマネージャーさんがやってきました。
彼女は家に来るなり、私の話には全く関心を示さず、一方的に話を進めました。
某有名ベッドメーカーがベッドの手配をしてくれるのですが、契約書はいいかげんでした。
介護保険の自己負担が、1割で計算しているのですが、父は2割負担なのです。
それを言うと、担当者はボールペンで数字を手書きで治し始めました。
計算ミスがあり、何回も差し替えをしなければいけませんでした。

さらに、ケアマネージャーさんは、ヘルパーさんの売り込みに熱心でした。
「ヘルパーさんはどうします。夜中も手配できますよ」
「いや、ちょっと待ってください。自分で介護してみてから考えます」
私がそう返事をすると、プーっとふくれっ面をして帰っていきました。
その後、ケアマネージャーさんは、私の家にも来なくなりました。

私が外出の用事ができたので、ケアマネージャーさんにショートステイの相談をすると、飛んできました。
私が、当日の父のお見送りと出迎えができないと言うと、「その場合は、2泊3日になります。費用は1日あたり1万5千円ですから、合計4万5千円になります」と嬉しそうに言うではありませんか。
こんな商売熱心なケアマネージャーさんは、初めてでした。

初めて分かった父の実態

居宅介護が開始されて、二日後に大変なことが起こりました。
朝、父の部屋に行くと、床に放尿のあとが広がっています。
オムツが外してあり、それが漏れて床に流れていたのです。
介護施設で、つなぎのパジャマを着せていた理由をそのとき実感しました。
私はこれほどオムツいじりが酷いとは思っていませんでした。

同時に夜中の3時過ぎから父が大声で怒鳴り始めました。
なんとかなだめて寝かせましたが、私がいなくなると「おーい、おーい」と私を呼びます。
それから、睡眠不足の毎日となりました。
なるほど、介護施設で鎮静剤を与えた理由が分かりました。

与えすぎた鎮静剤

夜中に大声を出すのが止まらないので病院に相談しました。
お医者さんが鎮静剤を出してくれることになりました。
それでもいっこうに大声が治りません。
ご近所からは、苦情もくるし、どうしてよいか、再度相談しました。
その結果、薬を倍にして与えても良いと言うので、そうしましたが、それが大変なことになったのです。

再び意識不明

父は鎮静剤の投与が多すぎたせいで意識不明となりました。
私は、父を病院に入院させました。
経過は良好で、2週間ですぐに元気になりました。
しかし、退院させて自宅にもどれば、また大声を出すことは明らかです。

私は、居宅介護に限界を感じたので、再び介護施設に入れることにしました。
今度は、しっかりした介護施設を選ばなくてはなりません。

やる気のないケアマネージャー

私は、ケアマネージャーに相談しました。
どこか介護施設を探したいと言うと、「もう居宅介護はしないんですか?」と不満顔です。

「ご近所から、苦情があるので、無理なんです」
そう言っているのに、彼女は介護老人保健施設ばかりを紹介するのです。
介護老人保健施設は、介護施設とは違い、預かる期間も短いし、みとりもできないのです。
それを言っても、彼女は介護老人保健施設を言い張ります。
父を介護施設に入居させると自分の仕事が失われるからでしょう。

私は、「もうけっこうです。こちらで探します」と言い放って自分で探すことにしました。

格段に違う介護施設

幸い妻の母親が入居している介護付き有料老人ホームで、空きがあったのです。
特別養護老人ホームではありませんが、費用を最小限に抑えてくれました。
今はそこに移って父も幸せな生活をしています。
毎日、父の状況も電話で連絡してくれるきめの細かさです。
以前の介護施設とは違い格段の質の良さです。
初めから、この施設に入れておけば良かったと後悔しました。

[参考記事]
「介護老人保健施設の入所基準と認知症介護での役割」

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