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認知症のレクリエーションでやってはいけないこと

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デイサービスなどの介護施設では脳の活性化、運動量の確保、コミュニケーションを目的にレクリエーションが行われます。
レクリエーションを楽しんで行えば認知症薬の効き目が高くなるというデータもあり、認知症の進行を抑える為に避けては通れない重要事項です(参考記事「デイサービスを使うと薬の効果が高くなるのか」)。
では、レクリエーションはどのような事に注意して行なうべきか。

尊厳を傷付けないこと

認知症だからと言って、感情を失っているわけではありません。
その場の快・不快は分かります。
本人が嫌そうにレクリエーションをしているのにその感情を無視するといういい加減なケアをしているとレクリエーションや介護者に対して苦手意識が蓄積されていきます。
そして、結果的に介護拒否等の周辺症状が現れることになります。

また、レクリエーションをする時に「幼稚園の子じゃあるまいし」と言う認知症の方がよくいます(私は何人もお会いしたことがあります)。
これはレクリエーションの内容があまりにも認知症の方のレベルとかけ離れた、幼稚な内容を提供したことから発せられる訳ですが、そのことで認知症の人は「バカにされた」と思ってしまいます。
認知症を患っているだけで、人生の先輩です。
バカにされたと思えば怒るのも無理からぬ事でしょう。
ですので、認知症がどれだけ進行しているのかを確認して、それに合わせたレクリエーションを行なうべきです。

レクリエーションと言っても、たくさんの種類がありますが、代表的なレクリエーションを2つ紹介します。

歌を歌う

昔の歌を聴いていると「この時は高校生だったな」などと思い出が蘇ってきますが、これを利用して脳を刺激します。
つまり、歌を歌うことで連想をさせるということです。
レクリエーションでは歌を歌ってもらいますが、もちろん失語症が無い事が前提条件になります。
誰もが知っているため、「赤とんぼ」や「赤い靴」などの唱歌が内容として多いです。
この時に気をつけているのは、極力軍歌を選ばない事です。
年代的に誰でも知っているメリットはありますが、戦争で辛く悲しい体験をした人が多いのもまた事実です。
嫌な思い出を思い返せば誰でも気分が沈んでしまいますからね。

歌を歌うことは連想するだけが目的ではなく、コミュニケーションのきっかけにもなります。
私は歌をコミュニケーションの入り口とするときは、歌詞や題名に関する話をしてもらっています。
例えば「故郷」を歌った時には「あなたの故郷はどんな所で今と違いどんな感じだった」から始まり、故郷と関連付けやすい思い出を語ってもらっています(ここでも連想を使っています)。

風船バレー

風船バレーは、簡単なため、割と多くの事業所で行われています(私は見学や実習も含めると5カ所の事業所を見た事があります)。
円形になるように座ってもらい、風船を落とさないようにパスするだけですが、案外盛り上がります。
私の事業所の場合は、パスする相手に名前などを呼び掛けながら風船を渡してもらっています。

風船バレーのメリットは
〇拘縮予防になること(拘縮とは筋肉が固くなったり、関節が動きにくいこと
)
〇手の動きと同時に声をかける事で同時に2つのことを行なう訓練になる
同時に2つのことを行なうことを注意分割機能と言いますが、認知所の方はこの機能が弱いです(参考記事「認知症の中核症状って一体どんな症状なの?」)。

ただ家で暇に過ごしているのと、レクリエーションを楽しんで過ごすのとでは生活の質はもちろん、認知症の進行具合も変わりますので取り入れてみて下さいね。

[参考サイト]
レクリエーションには料理や書道など色々な種類があります。
どんなレクリエーションがあるのかを知りたい人は「レクリエ」というサイトが詳しいです。

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