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認知症介護 今野さん編⑤知らぬ間に100万円の着物の帯の買い物

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認知症は、目を離すと何をするか分かりません。
まさか!と思うような事をするのです。
その中でも私の祖母は、買い物を恐ろしい程しました。

認知症に気が付いてからはお金を渡していなかったのですが、自分が昔から利用していた店を使って、お菓子などの安いものであればツケで買ってしまうのです。
しかし、中には高額の商品を買ってしまうこともあります。
なぜ、高額の商品を買えるのかといえば、平日の昼間は祖父と二人なので、祖父が寝ている隙にカードを持ち出していたからです。
100万円もする着物の帯を買っていたこともありました。
この時にはすぐに発覚して返金してもらえましたが、もし私が気付かずに帯を買っていたと思うとぞっとします。

お店の人も「ちょっと会話がおかしいと思ったのですが」と言いながらも、高額な物売ってしまっていたので、後ろめたい気持ちがあったのだと思います。
それで返金をしてくれたのでしょう。

認知症だから遠くまで行けないだろうと甘く見ていたので、まさか電車やバスに乗ってまで買い物をしていたなんて思いもよりませんでした。
その後も、私がいない間に買い物に出かけることが多くなり、近所の人には「おばあちゃん最近よくお出かけして元気ね」と言われる始末です。
そんな矢先、警察から電話で、「おばあちゃんが家が分からないと言うので連絡しました」と電話があり、場所を聞くと少し遠いショッピングセンターでした。
行って帰ってこれる時もあれば、急に帰れなくなる時もある、これが認知症なんだと、ますます目が離せないと思いました。

徘徊してケガをしてからは、買い物には出掛けなくなりましたが…..。

これで買い物もしなくなるので安心していたのですが、甘かったです。
テレビ通販でお買い物していました。
商品が届くたびに私に「あんた最近よく買うわね。金持ちね」なんて言うのですが、自分が注文していることを忘れているのです。
これらの商品は大抵は返品しましたが、亡くなった後に気付いた物も多く、新品の服やアクセサリー、着物などほとんど使わない商品は物置や家具に隠してありました。
祖母の好みでないような物もあったので、上手いこと言って買わされたように思いました。

 知恵の回る祖母

祖母はヘビースモーカーだったのですが、タバコを吸って灰皿に置いては忘れ、また違う所で吸っては置いてといつか火事になると思い、タバコを取り上げました。
家族もタバコを吸うので、家中の煙草を隠しました。

すると家族一人一人の部屋を物色し始め、部屋に置いてあったタバコを吸うのです。
これは危ないと各部屋鍵を付けると、それをハサミを使って開けるのです。
そして、部屋に入りグチャグチャにするので、最終的には、ドアノブを取り、隠しました。
最初は、開けようとハサミを入れた跡がありましたが、開かないので諦めたようです。
「ドアノブがないと部屋の掃除ができない」と怒っていましたが、そこまでしないと危ないのです。

まるで子どものように悪知恵だけは回るので、認知症だから無理だろうと、高をくくってはいけません。

参考記事
「[認知症介護体験 今野さん編①]徘徊で横浜から伊東へ」

「[認知症介護 今野さん編②]イカと大根を間違えて大変なことに」

「[認知症介護 今野さん編③]徘徊先で転んで腰の骨にヒビ」

「[認知症介護 今野さん編④]仏壇の写真を見て激怒し、警察を呼ぶ」

「認知症介護 今野さん編⑥認知症の祖母の「引っ越し癖」に苦慮」

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