広告

幻覚を見て怯えたり騒いだりする認知症の人への上手な対応

幻覚を見て怯えたり騒いだりする認知症の人への上手な対応

 「部屋の中に誰か知らない人がいる」とか、本人しかいない部屋で「誰かが私の悪口を言っている」など、幻覚や幻聴を訴えてくる認知症の人がいます。幻覚や錯覚は、認知症の症状の一つです。  認知症の人が、実際にはないものを「見える」、「聞こえる」と訴えてきた場合、どのように対応するのが良いのか、介護施設での実例を用いながらお話...

空襲に関する幻覚や幻聴がある認知症高齢者への対応

空襲に関する幻覚や幻聴がある認知症高齢者への対応

   夜中になると認知症による幻覚や幻聴に悩まされるHさん(84歳・男性)。身内もおらず、お一人で暮らされていました。  私は地域の相談員をしているのですが、ある日、近所の方から「最近Hさんが夜中に『火事だー!!』と叫んだりフライパンを鳴らしたりしてうるさい。どうにかならないか。」と電話がありました。  とり...

認知症による徘徊、異食、幻覚の対応を祖父の在宅介護から学んだ

認知症による徘徊、異食、幻覚の対応を祖父の在宅介護から学んだ

   アルツハイマー型認知症のある祖父(70才)の話をします。祖母が亡くなってから、家に引きこもることが増え、近所の人との関わりもなくなりました。誰とも会話をしない、外に出ない、体を動かさない、という刺激のない生活を送っていた為か、症状は急激に進行してしまいました。  認知症を発症してしばらくは、ほとんどソフ...

認知症による幻覚により昼夜逆転が起きている時の対応

認知症による幻覚により昼夜逆転が起きている時の対応

   Sさんは、もうすぐ100歳になられます。脳梗塞を起こされてから、身体にマヒが残り、歩けなくなりました。脳梗塞の後には脳血管型認知症も発症されています。  自分で体を起こすことは出来ませんが、座位の姿勢を取るまで介助すると自分で保つことはできます。食事はスプーンを使い自分で食べることができます。少しハイで...

幻覚(ジャングル)が見えると訴える認知症の人への対応例

幻覚(ジャングル)が見えると訴える認知症の人への対応例

   会計士だった認知症のヤスジさんは、会話が成り立つだけでなく、語彙がとても多くて、社交的です。老人ホームの人気者で、新しく入ってきた患者さんのご家族は、ヤスジさんを入所者の家族と勘違いしてしまうほどです。それでも、2~3分も話していると、やはり辻褄が合わなくなってきます。  ヤスジさんには幻覚の症状があり...

幻覚と徘徊の症状がある認知症女性への対応事例

幻覚と徘徊の症状がある認知症女性への対応事例

   私が介護を行った中で、95歳の女性の方がいました。この方をAさんとします。旦那さんを戦時中に亡くされてから女でひとつで子供を育てられ、曾孫まで産まれ、幸せに暮らしていました。朝早くから畑に出かけ、90歳を過ぎても元気に働いていたと言います。  ある日、毎日行く畑から戻って来なかった時があり、家族が畑まで...

レビー小体型認知症だった母の症状は幻覚とパーキンソン症状

レビー小体型認知症だった母の症状は幻覚とパーキンソン症状

  この記事は親の介護を行っていた家族の方に書いていただきました。 ………… 【レビー小体型認知症があった母】 父と母はカラオケが大好きで、月に2度近所のスナックでお年寄り仲間とカラオケ大会をしていました。 あるとき、母が「小さな女の子がいるよ」と言いました。 ...

認知症による幻覚は過去の記憶が影響。昔、亡くなった子供が現れる

認知症による幻覚は過去の記憶が影響。昔、亡くなった子供が現れる

  ●幻覚を理解している認知症のEさん デイサービスを週に2回利用されているEさん(80代男性)は軽度から中度の認知症で、時々幻覚(幻視)が見られます。デイサービスでお話をしていると突然、「あなたの後ろに子供たちがたくさん立っている」と言ったりするのです。 しかし幸いなことに大抵は、「私には見えるのだけど、き...

レビー小体型認知症による妄想や幻覚に対する対応

レビー小体型認知症による妄想や幻覚に対する対応

  施設入所までの流れ  80代女性のT様はレビー小体型認知症によるパーキンソン症状があり、歩行はやや不安定、ご主人と二人ご自宅で生活されていました。パーキンソン症状になると筋肉が硬直し、歩くことも大変になります。そのためか、外を徘徊しているときに転倒して硬膜下血腫になったこともありました。  さらには認知症...

認知症の幻覚には過去の生活歴が現れる。戦争時代の嫌な思い出も

認知症の幻覚には過去の生活歴が現れる。戦争時代の嫌な思い出も

   特別養護老人ホームで、夜勤帯の勤務をしていたときの話です。 新しく入居することになったAさん(女性・85歳)は長年ご家族と同居されてきた方でした。  Aさんは足腰が弱く、手を引いて一緒に歩くなどの介助がないとうまく歩行できません。ご家族の方が悩まれていたAさんの認知症の症状は、昼夜逆転と幻覚症状でした。...

Return Top