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認知症のセルフチェック。どのような状態だと受診した方が良いのか

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どのような状態だと受診した方が良いのか

 軽度認知障害の程度であれば自分のことを「少し変だな」と客観視することも可能ですが、認知症が進んでくると記憶を忘れていること自体を忘れているので、セルフチェックも出来ません。

 今回は「認知症かどうか分からないけど、少し不安」という人向けのチェックリストを作成しました。どのような状態だと受診した方が良いのかの目安にしてください。

・(体験そのものが抜け落ちた)物忘れがある
=>例えば「近藤さん、〇〇をやってくれた」と言われても、それを言われたこと自体を忘れている。

・自宅に帰って来る事が出来なかった事があった

・今日が何年で何月何日なのかが分からなくなることがある

・遺失物が多くなる

・家に同じものが多くある(買ってきた物を忘れている)

・人に「前もそれ聞いた」と言われることが多い

・料理をしていることを忘れ、焦がしてしまう

・買い物の時にお札を使ってしまう(計算能力が落ちているため)

・やる気が出ない

・熱中していた物に対して急に興味を示さなくなった

・(怒りっぽくなった・泣きだす事がある等)感情を抑える事が出来ない

・(毎日同じ時刻などに)同じ行動を強迫観念かの様に行う

・明確な幻視や幻聴(それについて詳細に覚えている事)があり、且つ手の震え等が有る

・反社会的な行動(前頭前野が萎縮すると社会性や理性を保つことが機能的に出来なくなる為)

 セルフチェックの結果、これらの事がいくつか当てはまる場合は受診をすることをお勧めします。受診すると脳の血流量、認知症に関するテスト、問診で専門医が判断してくれるので、疑いのある場合は早期発見の為に是非受診して下さい。

[参考記事]
「よく使用される認知症テストは2種類。長谷川式簡易知能評価スケールとMMSE」
「認知症の診断方法はどのようにするの?」

認知症チェックは本人だけでなく周りの人も

 軽度認知障害ならいざ知らず、認知症が進行した後に「認知症かもしれないので検査して下さい」と本人のみがくる事は、まず無いと知り合いの医者に聞きました。

 認知症の短期記憶障害というのは、記銘・保持が出来なくなる為、忘れた事自体に気付く事が出来ません(「記銘」とは外部の情報を覚えること。「保持」とはその覚えたことを維持すること)。ですので、認知症の人が病院に行って認知症の検査をお願いすることは稀です。

 ですので、周りからのチェックが何よりも必要です。介護職員として働いている時に、周りが「〇〇をもう忘れたの?」と言い、認知症の人が「あー、そうやった。忘れてた」という返答をしている場面を見ましたが、これは話を合わせているだけで、本人は「周囲が忘れたの?と指摘した〇〇の内容」に関する記憶はありません。話を取り繕うことは認知症を検査する際の問診の際にも行われます。そのため、経験の浅い医師はこれに騙されてしまいます。

 このように周りが気に掛ける事でセルフチェックをしているのと似た効果を生み、早期発見に繋がる一助にもなります。

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