認知症により他人のロッカーを開けてしまう女性への対応例
アルツハイマ―型認知症のAさんの事例 Aさんは長年専業主婦として生活されてきた76歳の女性です。娘さんが一人いらっしゃいます。旦那さんは昔堅気の職人で常に忙しく、ほとんどの時間を娘さんと過ごしていたようです。娘さんが成人してすぐ、旦那様を脳梗塞で失い、以後は娘さんと2人で生活することとなりました。 Aさんは徐々...
アルツハイマ―型認知症のAさんの事例 Aさんは長年専業主婦として生活されてきた76歳の女性です。娘さんが一人いらっしゃいます。旦那さんは昔堅気の職人で常に忙しく、ほとんどの時間を娘さんと過ごしていたようです。娘さんが成人してすぐ、旦那様を脳梗塞で失い、以後は娘さんと2人で生活することとなりました。 Aさんは徐々...
Hさん(80歳女性)は78歳の時にアルツハイマー型認知症を発症しました。当初は娘様と同居し、デイサービスやショートステイを利用しながら在宅で生活をしていましたが、自宅での帰宅願望がみられ徘徊が酷くなりました。24時間所在確認が必要なくらいのレベルで、同居の娘様も仕事ができない状態となり、特別養護老人ホー...
この記事は父親を介護している60代の男性に書いていただきました。 …………. この記事では介護施設から在宅介護へ切り換えた経緯についてお話しします。 【居宅介護を考えたきっかけ】 私は、在宅介護を甘く見ていました。なぜかというと、それまで父を預けていた介...
この記事は家で認知症の父親を介護した女性に書いていただきました。 …………. 私の父は 78 歳の時に発病しました。最初に気がついたのは、私でした。ある日、コンビニで支払いに もたもたしていたので、どうしたのかと覗きこんだら、端数の60円が払えなかったの...
父は事故をきっかけに運転免許を返納することになるのですが、その辺りの話しを書いていきます。最初はタダの事故だと思ったのですが、まさか、認知症が関わっていたとは…。 父の自動車の運転技術 若い頃より、父は車関係の仕事をしており、運転にも自信がありました。私は幼少のころから父の運転に危険を感じ...
介護施設で働いていると多くの認知症の方と接します。高齢者の認知症の大部分を占めるアルツハイマー型認知症はアミノイドβやタウというタンパク質が溜まったり、海馬が委縮することで発生する病気です。 その症状の現れ方は人によって様々で、記憶障害から過去の出来事と現在との区別ができなくなり、突拍子もない行動をさ...
この記事は60代の男性に書いていただきました。 ……. 【認知症の始まり】 私の父の認知症が始まったのは一人暮らしをするようになってからです。あるときから冷蔵庫には、賞味期限切れの食品でいっぱいになりました。毎日同じものをたくさん買ってしまうのです。私が毎週土日に実家に行って整理...
アルツハイマー型認知症の70代のF様(男性)は、軽度の認知症を患っています。F様は昔、大手企業の管理職としての経歴を持ち、服装、挨拶、気配り等しっかりされた方です。お住まいは息子夫婦と奥様との2世帯同居暮らしです。 施設利用前の体験時は、特別、認知症の症状もなく、多くの方と会話を楽しみながら、職員の指示を受けて...
アルツハイマー型認知症の80代のI様(女性)は、60代でご主人と離婚し、分譲マンションに一人で住んでいます。何十年という長い間、着付けの先生をしており、全国各地の着物イベントに参加されるなど行動的でした。軽度の認知症を発症してからは仕事を他の人に任せて、デイサービスに週二回、休まず通っています。 【施設...
Aさん(女性)85歳はアルツハイマー型認知症です。デイサービスを利用していましたが、認知症の中核症状が重くなり、家族の負担が大きいと言う事で、有料老人ホームに家族の意向で入居されました。 場所の把握ができない見当識障害 入所前から認知症の中核症状である見当識障害により時間や場所の把握がつかなくなってい...