認知症による弄便(便をいじる)への対応は分かっていても失敗する?
認知症の人の行為の1つに、弄便(ろうべん)があります。文字どおり「大便をいじる、さわってしまう行為」です。 今回は、私の実体験として、弄便行為があるとわかっていながらも、対応に失敗してしまった事例をご紹介します。 弄便は「排泄物による不快感によって生じる?」という説 弄便に関する失敗体験談をご紹介す...
認知症の人の行為の1つに、弄便(ろうべん)があります。文字どおり「大便をいじる、さわってしまう行為」です。 今回は、私の実体験として、弄便行為があるとわかっていながらも、対応に失敗してしまった事例をご紹介します。 弄便は「排泄物による不快感によって生じる?」という説 弄便に関する失敗体験談をご紹介す...
入居されて2か月のBさん(70代男性)はそれまで自宅で過ごされていましたが、ある問題行動が原因となり、ご家庭での介護が出来なくなり施設へ入居となりました。その原因が弄便です。弄便とはその名の通り便を弄る(いじる)行為です。 「若いころは厳格な父親だったのに便で遊ぶようになるとは今でも信じられない」 「怒...
私は看護師として多くの認知症の方と関わっています。またヘルパーさんや認知症のご家族の方々とも意見交換する機会も多くあります。その経験をもとに、今回は認知症の周辺症状(BPSD)の中でも多くの介護者の悩みである排泄に関すること(特に失禁と弄便)について、その原因や実際に行っている対処法を紹介していきたいと...
アルツハイマー認知症の80代のT様(女性)は、若い頃、ご主人の本家に嫁ぎ、農業を営んでいました。現在は、ご主人様と娘夫婦が農業を営んでおり、2世帯で同居生活を送っています。デーサービスを利用し3年が経過した頃に、物忘れや見当識障害(場所、日時が分からなくなる)が出始め、軽度の認知症と診断(見当識障害)を...
Eさんは80代の女性で、アルツハイマー型認知症を患っています。以前は、旦那さんと二人で暮らしていましたが、旦那さんが8年前に亡くなって以降、認知症の症状が急激に進行し、在宅での生活は困難とされ特別養護老人ホームへ入所しました。 Eさんの旦那さんは会社を経営しており、Eさん自身も裕福な家庭で育っていたた...
この記事は介護施設に勤める30代の男性に書いていただきました。 ……………………. みなさん認知症というとどういった症状を思い浮かべますか?一番最初に思い浮かぶことは「様々な事を忘れてしまう」ということでしょ...
Mさん(80代・女性)は10年前に脳梗塞を発症しました。術後の経過は良好で麻痺等の後遺症は残らず、近所に住む息子様夫婦に支えられながらご主人と二人で暮らしていました。 しかし、その後ご主人が他界され、徐々に気分の浮き沈みが激しくなるなどのうつ症状が出始め、何もやる気が出ず、次第に家に引きこもりがちにな...
認知症による「弄便(便を触わる行為)」は介護者にとっても負担が大きいもので、その症状を引き起こさない対策は重要です。 介護を行う前提として、弄便を行っている本人は何らかの意味を持って、便を触っている事を認識する必要があります。今回は私が体験した弄便の症状と対策について紹介します。 ある日から弄便の症状...
弄便とはパンツやオムツに溜まっている便を触ったり、壁などに擦り付ける行為です。認知症の症状として多く見られます。この行為は決して介護者に意地悪をしようと思って行っているわけではなく、パンツやオムツに溜まっている便が気持ち悪いから、それを外に出そうとする行為です。 弄便で私が今までに見た悲惨な状況は、便...