認知症の周辺症状により「もしもし」と連呼するMさんの事例
「もしもし」と連呼するMさん Mさん(89歳 女性 アルツハイマー型認知症)はサービス付き高齢者住宅に入居されました。入居時はまだ、アルツハイマー型認知症は発症しておらず、感じのいいおばあちゃんといった印象でした。シルバーカーを使用し、歩行・排泄・食事は自立されており、入浴時に髪と背部を洗うのみという一...
「もしもし」と連呼するMさん Mさん(89歳 女性 アルツハイマー型認知症)はサービス付き高齢者住宅に入居されました。入居時はまだ、アルツハイマー型認知症は発症しておらず、感じのいいおばあちゃんといった印象でした。シルバーカーを使用し、歩行・排泄・食事は自立されており、入浴時に髪と背部を洗うのみという一...
徘徊や暴力などの周辺症状の全てを中核症状から発生する脳の機能低下のせいだと勘違いしている医師がいますが、これは間違えています。このような考えを持っている医師は症状をすぐに薬を使って抑えようと考えるのですが、これでは薬の効果が現れるはずがありません。 薬を処方する前に認知症の人との接し方を改善する方が先...
認知症の症状といえば、記憶障害じゃないの?と思う方も多いのではないでしょうか。確かに認知症の症状で多くの人に現れるのが、中核症状である記憶障害です(中核症状については「認知症の中核症状って一体どんな症状なの?」で説明しています)。 ですが、認知症には中核症状だけではなく「周辺症状」という症状もあります...