夜間に徘徊を繰り返す認知症の人への対応。原因は夫との思い出
Iさん(80歳女性)はアルツハイマー型認知症の発症で特別養護老人ホームに入所することになりました、75歳を過ぎたころから忘れっぽくなったことを機に認知症状が出始めました。 認知症が進行するにつれ徘徊を繰り返すようになったことから、家族が家を留守にすることもできなくなったことから施設に入所することになり...
Iさん(80歳女性)はアルツハイマー型認知症の発症で特別養護老人ホームに入所することになりました、75歳を過ぎたころから忘れっぽくなったことを機に認知症状が出始めました。 認知症が進行するにつれ徘徊を繰り返すようになったことから、家族が家を留守にすることもできなくなったことから施設に入所することになり...
今回はアルツハイマー型認知症の90代女性の徘徊のお話をします。長年息子さんが在宅介護をされていましたが、勝手に外に出て危なかった経験もあり、介護老人保健施設の認知症専門棟へ入所されました。徘徊も問題でしたが、強い介護抵抗も大きな問題の女性でした。 頻回な徘徊 彼女は入所当時は独歩ができており、常に徘徊...
夜に裸で外出、徘徊を民生委員が発見 はじめにBさん(70代後半女性、独居、「要介護1」、認知症)の異変に気付いたのは民生委員さんでした。民生委員さんから「Bさんが夜になると裸で外を出歩いている」と、地域包括支援センター(以下、包括)の保健師に連絡がきたのでした。 Bさんはもともと要介護認定を受けていましたが、デイサ...
「徘徊」と聞くと、行き先もなく、ただフラフラと出て行ってしまうというイメージがありますよね。 しかし、認知症の方は目的があって出掛けていることが多いのです。今回は認知症のKさん(80代女性)の事例を取り上げますが、彼女も目的があって出かけています。 Kさんは息子さんと二人暮らしで、日中は息子さんが仕...
アルツハイマー型認知症のある祖父(70才)の話をします。祖母が亡くなってから、家に引きこもることが増え、近所の人との関わりもなくなりました。誰とも会話をしない、外に出ない、体を動かさない、という刺激のない生活を送っていた為か、症状は急激に進行してしまいました。 認知症を発症してしばらくは、ほとんどソフ...
70代の女性利用者Bさんは1年前までご自宅で生活されてきました。認知症による徘徊がありましたが殆どが自宅周りのみで特に事故やトラブルもありませんでした。しかし認知症が進行するとともに徘徊が酷くなってきました。 ご家族によるとタクシーで遠方まで行き高額請求をされることもあったそうです。受け答えはしっかり...
この記事では夜間に徘徊を繰り返すグループホームの入居者に対する対応事例を紹介します。 Sさん(80)はアルツハイマー型の認知症を持った女性でした。体はいたって元気なため一人で歩くことができますが、お手洗いのやり方やお食事など、物事を実行する判断力や実行機能に支障が出ていました。また癇癪を起こし、近くに...
私はショートステイ併設型の特別養護老人ホームで働いています。そのショートステイを初めて利用することになった、帰宅願望のある女性の利用者Aさんのお話をします。 日常的に帰宅願望があり対応に困っていた 入所してすぐに落ち着きがなくなり、「家に帰らして!」という帰宅願望が激しくありました。しかも、その時は感...
A様(80代の女性)は、アルツハイマー型認知症を患われています。長く長男夫婦と住んでおられましたが、その後、独身の長女宅で1年ほど一緒に住んでおられました。10年ほど前にご主人を亡くされ、その後は息子夫婦と同居されていたのですが、認知症の症状が進んでいくうちに、介護を主にしていた長男の妻とうまくいかなく...
私が介護を行った中で、95歳の女性の方がいました。この方をAさんとします。旦那さんを戦時中に亡くされてから女でひとつで子供を育てられ、曾孫まで産まれ、幸せに暮らしていました。朝早くから畑に出かけ、90歳を過ぎても元気に働いていたと言います。 ある日、毎日行く畑から戻って来なかった時があり、家族が畑まで...