母を泥棒扱いするようになった認知症の父。取った対策とは
父は65歳の時に脳梗塞を発症してそれから、認知症の症状が出始めて、72歳の現在は中度の認知症です。一切外出もしなくなったせいで身体が弱くなってきて、現在要介護2となり週一回の通院で母がひとりで自宅介護をしています。 妄想の症状もあり、母ひとりでの介護では精神的に辛いので、娘である私が週に2回くらい実家...
父は65歳の時に脳梗塞を発症してそれから、認知症の症状が出始めて、72歳の現在は中度の認知症です。一切外出もしなくなったせいで身体が弱くなってきて、現在要介護2となり週一回の通院で母がひとりで自宅介護をしています。 妄想の症状もあり、母ひとりでの介護では精神的に辛いので、娘である私が週に2回くらい実家...
認知症の周辺症状の1つとして、物盗られ妄想があります。これは自身の持ち物を誰も盗っていないのに盗まれたと思ってしまう症状です。盗まれたと思っていた持ち物はどこかにしまって忘れているのです。 物盗られ妄想が出ると、相手に対して強い不信感を持っているため、解決することは難しいことが多いですが、 今回は利用...
認知症高齢者の中には、例えば数十年も前に使っていて現在ない物に対して「盗まれた!」と身近な人のせいにして罵声を浴びせる事があります。御家族や介護者にしてみれば、「一生懸命に介護しているのに、なんでそんな事言われないといけないの?」と介護が嫌になることもあります。この言動は認知症のせいだと頭では分かってい...
アルツハイマー型認知症のBさんは要介護3の76歳女性です。ADL(日常生活動作)は比較的正常に保たれていますが、認知症状による問題行動がひどくなり、在宅での生活は困難とのことで、特別養護老人ホームに入所されました。 認知症状の一つ「物盗られ妄想」でパニック 物忘れはあり、人の名前は分からなくなってしま...
ヨリコさん(仮名84歳)は穏やかな話し方をされるおばあちゃんです。糖尿病を患われ、認知症の症状が出てきているということで自立型のケアハウスから住宅型老人ホームに移って来られました。 認知症となっていましたが、少し短期記憶が抜けているかな、という程度で、日常生活には大きく影響なく、スタッフともよく話す社...
「物盗られ妄想」の強い認知症の高齢者は、施設内で他者とトラブルを起こしやすくなります。特に、同室の利用者や、日常接しているヘルパーは疑いの対象になりやすいです。疑った相手をひどい言葉でののしったり、大声で責め立てたりするので、周りの利用者も穏やかな気分ではいられません。 人は認知症になると、どうしても...
主人の祖母(現在93歳)は、もともと手先が器用で、裁縫が得意、俳句や俳画も趣味で長年作品を作り続けておりました。また、おしゃべりが好きで、交友関係も広かったです。 それが、5年前に祖父を亡くしてから大きな変化が起きるようになりました。寂しさからか、だんだん物忘れがひどくなり、昔のことは正確に覚えていて...
私は大規模有料老人ホームで介護士をしています。施設には当然認知症の方もいらっしゃいます。認知症から派生する「行動心理症状」には実に様々なものがありますが、その中でも厄介なもののひとつが「物盗られ妄想」ではないでしょうか。 私たち施設で物盗られ妄想の入居者様への対応についてお話ししたいと思います。 Nさん(...
入所施設を利用中で認知症の診断を受けているSさん(80代前半女性)は、身体のADL(日常生活動作)も比較的高く、社交性もあり、職員に対しても謙虚に対応してくださる方でした。 身体の問題よりも、収集癖が強いことが問題点としてあり、食事の際のおしぼりやおやつ、デイルームに置いてある飾り物などを自分のバッグ...
これまでの経緯 Oさんは70歳代の女性、台所でのガスの消し忘れや先ほどまで使っていた物の置き場所を忘れてしまうといった、記憶障害がある認知症の高齢者です。記憶障害がある以外は、自宅に限っては身の回りのことや回覧板の回覧など、Oさん自身で行える状況です。 以前は夜勤のある工場へ勤務する40代の長男と2人暮らしでしたが...