外国人が介護施設で働くことは可能なのかを考える
介護の人手不足という事で、現在外国人が日本の介護施設で働く事が増えてきています。知人が働いている施設でも外国人受け入れを始めました。話しを聞くと「認知症の人や統合失調症の人が、外国人を見ただけで落ち着かなくなり大変だ」との事です。 今後、外国人が介護施設で働くことは可能なのか考えていきたいと思います。...
介護の人手不足という事で、現在外国人が日本の介護施設で働く事が増えてきています。知人が働いている施設でも外国人受け入れを始めました。話しを聞くと「認知症の人や統合失調症の人が、外国人を見ただけで落ち着かなくなり大変だ」との事です。 今後、外国人が介護施設で働くことは可能なのか考えていきたいと思います。...
認知症の人が行なう契約行為に対する対応について書いていきます。 Dさん(女性)は自宅で一人暮らしています。ここ1年くらいの間に、認知症の中核症状としてよく見られる、記憶障害や見当識障害が見られるようになってしまいました。 家族は遠方に住んでいる為、月に3回だけDさんの身の回りのお世話等を行なっていま...
以前私は、とある特別養護老人ホーム(以下、特養)に勤めていました。特養は、いわゆる『終の住処』です。介護が困難な場合や、身寄りのいない方などのお家であり、24時間365日衣食住と必要な介護を提供します。若い方で50歳代、最高齢で107歳と、幅広い年代の方が利用されていました。 今回は、そこで出会った方々と介護のお話...
認知症の周辺症状の1つとして、物盗られ妄想があります。これは自身の持ち物を誰も盗っていないのに盗まれたと思ってしまう症状です。盗まれたと思っていた持ち物はどこかにしまって忘れているのです。 物盗られ妄想が出ると、相手に対して強い不信感を持っているため、解決することは難しいことが多いですが、 今回は利用...
人が健康でいるためには、食事から十分な栄養を摂ることが必要不可欠。でも、食べることを嫌がって食事を拒否する認知症の人はわりと多いです。 食事をしようとしない高齢者に何とか少しでも食べてもらおうと施設でもあらゆる工夫をしていますが、中にはとても苦労をするケースもあります。 今回は、食べようとしない認知...
デイサービスでは、朝と夕方の送迎時にヘルパーが送迎車に同乗して利用者の介助をします。ほとんどの利用者は毎朝笑顔で迎えてくれるのですが、中にはデイサービスに行くのが嫌で、どうしても送迎車に乗りたがらない利用者がいます。 送迎は時間が決まっているので、あまりひとりに時間をかけてしまうと後のお迎えの人を待た...
Aさん(80代、男性)がアルツハイマー型認知症と診断された当初、介護者である妻がストレス等が原因なのかは判然としませんが、脳梗塞を発症した経緯があり、1日でも早い介護サービス利用に奥様をつなげました。結果「要支援2」の認定を受け週2回デイサービスを利用開始しました。 その頃よりAさんの猜疑心が強くなり...
暴力行為が始まるきっかけ 認知症のHさん(80代男性)は有料老人ホームに入居されました。入居後すぐは認知症の症状もなく、平穏に過ごされていました。 入居して2ヶ月後に検査のため入院することとなり、3週間ほどで帰宅されました。しかし、病院で入院している間にADLの低下と認知症が進行しており、まるで別人の...
今回は「まだご飯を食べてない」という認知症による症状が大きな出来事に発展してしまった事例をお話します。 Bさん(77歳)はアルツハイマー型認知症と診断されています。食事や入浴や排せつなどの基本的な生活動作においては特に問題なく出来ていますが、数分前にしたことを覚えていなことが多くそれが原因でトラブルに...
認知症のさまざまな周辺症状の中でも、帰宅願望が強い人への対応は多くの介護職員が苦労しています。 職員の働きかけで症状が収まる人もいますが、中には職員の対応では追い付かず施設の建物から出て行こうとする人もいるため、施設内に一人でもこのような認知症患者がいると介護職員は気が抜けません。 ここでは、実際の...