薬(アリセプト)は認知症に効果があるのか検証してみた
認知症に関するサイトを見て私が思うことは「認知症薬について良いことしか書かれていない」ということです。ですので、この記事では認知症薬の良くない情報を中心に書いていきます(良い情報は他のサイトを見てください)。 初めに医学雑誌に載ったアリセプト(ドネペジル)に関しての研究を紹介します。簡単に結論を述べると「偽の薬(ビ...
認知症に関するサイトを見て私が思うことは「認知症薬について良いことしか書かれていない」ということです。ですので、この記事では認知症薬の良くない情報を中心に書いていきます(良い情報は他のサイトを見てください)。 初めに医学雑誌に載ったアリセプト(ドネペジル)に関しての研究を紹介します。簡単に結論を述べると「偽の薬(ビ...
最近、よく「認知症サポーター」という言葉を雑誌などでみかけませんか?この認知症サポーターとは、簡単に言いますと認知症状患者やその家族の応援者です。認知症サポーターは「全国キャラバン・メイト連絡協議会」と市町村(自治体)が共同で養成した講師が実施する「認知症サポーター養成講座」を受講し、修了した方たちです...
認知症を診断する際には「認知症の診断方法はどのようにするの?」で説明したように「問診」「認知症テスト」「画像診断」を行ないます。今回はこれらの検査以外の「血液検査と遺伝子検査」にスポットを当てて説明していきます。 まず初めに血液検査について説明します。 ①血液検査 血液検査ではMCIと...
認知症の方は学習・記憶力の低下、見当識障害などがあるために、同じことを繰り返し言ったり、話している相手が分からなかったりします。このような認知症の方に対して一番やってはいけない対応は「それ先ほども言ったでしょ。同じ事を聞かないでよ」 と怒ったり、否定してしまうことです。このように怒ったり、否定することで...
認知症になってしまったら、どのような治療方法があるのか?と思いますよね。認知症は残念ながら今の医学では治癒することは出来ませんが、認知症の進行を遅らせたり、症状を緩和させるために薬物療法を行う場合があります。一つ覚えておいてほしいことがあるのですが、認知症は薬では治せないことです。薬物療法とはあくまで対...
認知症かどうかを調べる場合、どの科で、どのように診断していくのかを説明します。 認知症の診断はどの科で行っているのか 認知症を扱っている科は病院によって違いますが、分かりやすい例で言えば「物忘れ外来」などの名前が付いています。その他にも「精神科」「脳神経内科」「神経内科」「老年病科」「認知症科」「老年...
認知症のテストは幾つかありますが、よく使われている認知症のテストを2種類紹介します。 ①改定長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R) 改定長谷川式簡易知能評価スケールは日本国内で一番使用されている認知症を診断するテストです。本人が生年月日を言えるくらい正常であればテストを行うことが可能です。 改定...
「お父さんが同じ事を何回も言うようになったけど、これは認知症なの?」 「お母さんが少し物忘れが酷くなっているけど、認知症だろうか」 このように親(もちろん自分自身も)が高齢になってくると何かしらの異変が生じます。その時、一般の人は知識がないためにその症状が認知症かどうかは判断できません。しかし、認知症を...
認知症は今の医学では治療法がないため治すことはできません。「でも、認知症の治療をしているじゃない!」と思う方もいると思いますが、認知症の治療は治癒させるためではなく、進行を遅らせたり、家族にアドバイスを行うことがメインです。 やはり、できることなら認知症にならずに年を取っていきたいと思いますよね。そし...
今回は認知症の症状で一番多いアルツハイマー型認知症について説明します(世界で認知症の人が5000万人いますが、その内の7割がアルツハイマー型認知症)。アルツハイマー型認知症は「認知症の原因疾患の代表的な4種類」に書いたように神経細胞が壊れたり、海馬の委縮が原因です。 アルツハイマー型認知症は脳内(頭頂葉...