認知症による被害妄想への対応法
今回の主人公はアルツハイマー型認知症の83歳の女性です。グループホームに入所してから、他の利用者様との交流を好まずレクリエーション活動にも参加することなく、居室にて一人で過ごす事が多かったです。笑顔も少なく、声かけすると「私、どうかしちゃったのよ。頭がおかしくなっちゃったみたい。」と進行...
今回の主人公はアルツハイマー型認知症の83歳の女性です。グループホームに入所してから、他の利用者様との交流を好まずレクリエーション活動にも参加することなく、居室にて一人で過ごす事が多かったです。笑顔も少なく、声かけすると「私、どうかしちゃったのよ。頭がおかしくなっちゃったみたい。」と進行...
この記事は40代の女性に書いていただきました。 ……… 私の義母(79歳)はアルツハイマー型認知症で、私たち夫婦の家からは車で約1時間半ほどの距離に一人で暮らしております。約5年間、認知症の薬「アリセプト」の服用を続けてきました。 この春までは至って元気で、物忘れの症状はあるもの...
Sさん(62才女性)は、30代で躁うつ病を発症し、50代で脳梗塞を患い、現在は脳血管型認知症となりました。左半身麻痺のあり、歩行は困難で、車椅子を使用しています。 こういう状態でSさんは、デイサービスの利用を開始しました。躁うつ病ということと、他の利用者さんとは年齢が離れているということもあり、Sさんは、なかな...
サイトウさん(仮名)は、77歳、体重が90キロ近くある男性、認知症の他に、関節痛や糖尿病性神経障害で車いすの生活です。訪問介護に行くスタッフは、かなり経験を積んだ人でも苦労します。 サイトウさんの朝の介護メニューはシャワーです。まずは介護ベッドから車いすに移動させて、バスルームへ、そこでシャワー用の椅...
介護施設で働いていると多くの認知症の方と接します。高齢者の認知症の大部分を占めるアルツハイマー型認知症はアミノイドβやタウというタンパク質が溜まったり、海馬が委縮することで発生する病気です。 その症状の現れ方は人によって様々で、記憶障害から過去の出来事と現在との区別ができなくなり、突拍子もない行動をさ...
施設入所までの流れ 80代女性のT様はレビー小体型認知症によるパーキンソン症状があり、歩行はやや不安定、ご主人と二人ご自宅で生活されていました。パーキンソン症状になると筋肉が硬直し、歩くことも大変になります。そのためか、外を徘徊しているときに転倒して硬膜下血腫になったこともありました。 さらには認知症...
「いけないことだと分かっていても、どうして良いの分からない」 認知症対応型のグループホームに入居されていたN(70代女性)さんの口癖でした。 Nさんは比較的軽い認知症で、入浴も排泄も全て自分で出来る方でした。グループホームですから、食事の買い出し、更には調理も全て自分たちで行ないます。Nさんはその即...
現在、私がケアマネジャー(介護支援専門員)として関わっている方の中に、若い頃から水商売の世界で生きてきたAさん(69才の女性)がいます。その方は数年前に若年性アルツハイマーを発症し、それによって仕事が困難となって、切り盛りしていたお店を娘に譲り引退しました。 その後は自宅で過ごしていましたが、尿失禁や...
この記事は介護経験のある女性に書いていただきました。 ………………………….. 私の曾祖母の日常は朝8時頃起床します。その頃には家族は全員仕事へ出払ってしまうので、曾祖母は一人で少し冷...
今回は介護職員として経験した2つの事例をお話します。1つは排泄の介助について、もう一つは物盗られ妄想です。 特定養護老人ホームの利用者の方に、介護拒否をされる方がいらっしゃいました。その方は、男性で年齢が90歳以上の元気なおじいちゃんです。足が不自由で車椅子生活でしたが、自ら車椅子を動かし部屋や施設を...