認知症で5秒記憶できない女性が2分記憶できるようになった訓練
Kさん(96歳女性)はアルツハイマー型認知症で特別養護老人ホームに入居しています。 下剤以外の薬は内服しておらず、認知症以外の病気はありませんでした。そのため、自分で食事を食べることと歩くことはできます。ただ、認知症が重度の為、話が噛み合わないことも多くあり、コミュニケーションをとることは容易ではあり...
Kさん(96歳女性)はアルツハイマー型認知症で特別養護老人ホームに入居しています。 下剤以外の薬は内服しておらず、認知症以外の病気はありませんでした。そのため、自分で食事を食べることと歩くことはできます。ただ、認知症が重度の為、話が噛み合わないことも多くあり、コミュニケーションをとることは容易ではあり...
Cさん(女性・89歳)は、特別養護老人ホームのショートステイを利用していました。アルツハイマー型の認知症の症状が進行しており、施設利用時は深夜徘徊などの行為がありました。 Cさんの介護で一番大変だったことは、ろう便(便を触る行為)や、自分の排泄物の異食行為への対応の部分です。Cさんはつかまり歩きが出来...
Cさんは80代の男性で、アルツハイマー型の認知症があり、私が特別養護老人ホームで働き始める以前から入所されていた方でした。 数年前までは奥さんと二人で生活されていましたが、奥さんも高齢になり、Cさんの認知症の症状が進んできているため、特別養護老人ホームへ入所されたという経緯を聞いていました。 Cさん...
Dさんは、90代の女性でアルツハイマー型認知症と診断されています。アルツハイマーの症状は進行しており、毎日のようにテレビショッピングなどで商品を注文していました。 Dさんは在宅では一人暮らしをしておりますが、娘夫婦が近所に住んでいます。しかし、いくら買い物のし過ぎを注意しても一向に収まりませんでした。娘夫婦は自分た...
有料老人ホームに入所されていた78歳のNさん(女性)のお話をします。Nさんは四人姉妹の末っ子に生まれました。農家にお嫁に行き、二人の娘さんを育て上げました。50歳の時に旦那さんを亡くされ、長女親子と暮らしていましたが、その長女も亡くなりお孫さんと暮らしていました。 Nさんは軽度の認知症を発症されていましたがお孫さん...
今回は89歳の男性(Aさん)のお話をします。お子さんはおらず、長年奥様と二人で生活されていらっしゃいました。戦時中は軍属の研究職として働き、戦後も長く研究者として仕事をされてこられた方で、ご自宅には学術書や専門的な書籍がたくさん並んでいます。 10年前に奥様が認知症を発症され、訪問介護を受けながら夫で...
「いけないことだと分かっていても、どうして良いの分からない」 認知症対応型のグループホームに入居されていたN(70代女性)さんの口癖でした。 Nさんは比較的軽い認知症で、入浴も排泄も全て自分で出来る方でした。グループホームですから、食事の買い出し、更には調理も全て自分たちで行ないます。Nさんはその即...
今回はアルツハイマー型認知症のBさん(78才男性)についてのお話しをします。Bさんはショートステイで月に3回ほど、施設に宿泊に来ていました。 地元でも有名な大きな会社を経営していたBさんは、基本的におっとりとしていて、風情のある方でした。会社を経営していただけあって、知識も豊富で、認知症の症状があって...
最近、高齢者の運転による悲惨な交通事故のニュースが多いのは皆さんもお気づきだと思います。このような事故がなぜ減らないのか。理由は認知症なのに運転をしている、身体能力(運動神経)が衰えているのに運転をしている高齢者が増えているからです。 高知大学が認知症の診断を受けた約7300人を対象にした調査を行なっ...
Bさんは90歳代の男性で、5年前に脳梗塞で倒れ、右半身麻痺の後遺症が残り、自宅で家族の支援を受けながら生活をしていました(脳梗塞が原因の脳血管性認知症も患っています)。家族は奥さんと娘さん夫婦、孫が2人で、主な介護者は娘さんです。 Bさんは元々嚥下機能(飲みこむ機能)が悪く、しばしば誤嚥性肺炎を起こし...