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認知症を予防するためのゲームはどんな種類があるの?

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 今回は認知症を予防するためのゲームについてどんな種類があるかお話します。

大勢向けのもの

 別に大勢でなければ出来ないという訳ではありませんが、施設の場合は、中々1対1で対応するのが難しい事もあります。拘縮(筋肉や関節が上手く動かない)さえなければできる最もお勧めの認知症予防ゲームは「後出しじゃんけん」です。じゃんけんは皆がルールを知っているので改めて説明しなくても大丈夫ですし、誰もが簡単に取り組めます。

 後出しじゃんけんは先に司会者が出したもの対して、後から参加者に出してもらうゲームです。例えば「私がこれから出すじゃんけんに対して勝ってください」と言ってグーを出したとします。その時に参加者がパーを出せば勝ちです。ワンテンポで司会者の出したものに勝ち負けを判断して、じゃんけんを出す必要がある為、脳の活性化になります。

 難易度を高くしようとする場合には参加者がジャンケンを出すときに言葉を一緒に発してもらってください。例えば参加者がグーを出すときに「グー」と発してもらうのです。2つのことを同時に行なう能力(注意分割機能)は認知症になると衰えてきますので、この訓練は非常に効果的です(参考記事「認知症の中核症状って一体どんな症状なの?」)。

個人向けの物

 1対1で取り組む人員的な余裕がある場合や家族介護者に向けてお勧めする認知症予防ゲームは、トランプが必要になりますが「神経衰弱」です。一回、開いたものを頭の中で記憶として保留して置き、どんどん新しいカードも記憶していかなければならない為、脳を使いい、活性化させるという意味ではすごく良い訓練になります。

 神経衰弱の効果は川邉千津子さんの論文に書かれていますが、簡単にまとめると「ゲームの脳へ与える効果は評価しにくいですが、神経衰弱は脳を活性化させる一定の効果があった」ということです。

作業療法士が実践している治療ゲームは、認知的側面について精神生理学的観点からの評価指標が少なく、それゆえに治療効果を客観的に提示しにくいのが現状である。
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結果は、健常者とは異なるoxy-Hbの変動、つまり賦活性の特徴が確認された。このことは、「神経衰弱」実施時のoxy-Hbの変動の傾向は評価手段になり得ることを示唆するものであり、その特徴を踏まえた上で治療へと繋げることもできると考えられた。

起きて来られない人向け

 寝ている時間が多い人は脳に刺激が無くなるので、高齢であれば認知症になるのを心配しなくてはいけません。そこで起きて来られない、或いは起きる事は出来るが長時間は難しいという方に向けて紹介したい認知症予防ゲームは、鏡像(鏡の中の姿)を認知してもらうゲームです。

 鏡像は左右が逆さまに表示されますね。そこで漢字やカタカナを鏡に映してそれが何の字を反映させているのか判読してもらうのです。鏡が必要ですが手鏡でも行えるので100円ショップでも揃える事ができます。字を反転させて、見当をつける必要があるので脳の活性化になります。

 ちなみに「鏡像認知障害」という鏡に映ったものを認知出来ない もしくは 苦手な認知症の患者さんもいます(これは失認の一種です)。例えば自分を鏡に映して見ても、自分だと分からない症状が現れます。

④失認
人は視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚といった五感を通して外界と関わっています。
しかし、失認の障害を持っている人は五感のいずれかが脳の損傷(もしくは変性)により損なわれているため、対象を認知できません。
ですので、自分の子供を妻だと思ったり、電話の音の意味が分からなくなったり、いつも歩いていた道なのに迷ったりします。
「認知症の中核症状って一体どんな症状なの?」より引用

 いかがでしたか?極力コストが掛からず簡単に取り入れる事が出来るものについて幾つかのパターンをご紹介しました。認知症になる前に、もしくは軽度認知障害の時点で進行させない為に是非役立てて認知症を予防して下さいね。

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