サラダ油の多くは菜種、大豆、とうもろこしから油を搾って作られています(半数以上が菜種)。どうやって油を搾るのかによって、油に含まれる成分が変わってきてしまいます。
スーパーで売っているサラダ油の多くはヘキサンという「油を効率よく溶かし出すための化学物質」を使っています。ヘキサンは危険な物質なので製造過程の中で取り除かれるのですが、どうやって取り除くのかと言えば「数百度の高温でヘキサンを飛ばしてしまう」のです(要は揮発させる)。
この高温をかける製造工程が問題なのですが、これについて説明します。何回かヘキサンを取り除く時のように「高温で処理する工程」があるのですが、その時に油に含まれる不飽和脂肪酸がトランス脂肪酸に変化するのです。これは以下のように農林水産省のホームページにも載っているので事実です。
また、植物から油を絞る際には、精製する工程で好ましくない臭いを取り除くために高温で処理を行います。
この際に、植物に含まれているシス型の不飽和脂肪酸からトランス脂肪酸ができるため、サラダ油などの精製した植物油にも微量のトランス脂肪酸が含まれています。農林水産省のホームページより引用
このトランス脂肪酸は認知症の原因にもなると言われています。スーパーに並んでいるサラダ油のほとんどは高温で搾られた量産タイプの油ですので、「認知症になりたくなければサラダ油を買わない」ことがベストです。そして、家にあるサラダ油を全て捨ててください。
「使い切ってから」なんて貧乏性みたいなことを言わないで、即処分。
アメリカでは2018年からトランス脂肪酸に対して規制が入りますが、日本は企業保護のために野放しなので気を付けましょう。
神経毒の発生
また、サラダ油に含まれるリノール酸は加熱してしまうとヒドロキシノネナールという有害物質を発生させ、脳神経の細胞にダメージを与えます。そうすると記憶を司る海馬が萎縮してしまい、記憶力の低下が起こり、認知症の原因となります。
ですので、サラダ油をフライパンに入れて、何かを炒める料理や揚げ物を作るのは危険すぎますので止めた方がいいです。製造過程での過熱段階で既にヒドロキシノネナールが含まれている製品もありますので、注意が必要です。
サラダ油は消化された段階で神経毒になり、血液中に取り込まれ毒ガスのように体内に循環し、細胞内に吸収されていきます。細胞は酸化のスピードを速め、やがて神経機能や脳機能が低下していくのです。
サラダ油を摂らない工夫
①サラダ油はバター・ラードなどの動物油の代わりとして、ラーメンやお菓子・スイーツ・加工品に多く使われています(サラダ油は使いやすいし、安価なので)。
お菓子、マヨネーズなどの原材名の箇所に「植物油脂」などと書かれていたら、これはサラダ油が原料である可能性が高いので買うのを止めてください。
②お肉を買ったときにお肉の端についている脂身、その脂身で野菜炒めなどを作る。
③植物油を買う場合には先ほど説明したヘキサンで処理していない油を買いましょう。
こういうタイプの油はヘキサンで油を効率的に溶かす工程がないので、手間がかかっています。ごま油であれば「生搾り」です。これはヘキサンを使わず圧搾して作る伝統製法(低温圧搾法など)です(簡単に言うと潰して油を搾る製法です)。
ごま油は高温を加えてもヒドロキシノネナールが少ないですので、低温圧搾法などで作られたごま油で野菜を炒めたらいいと思います。製造に時間がかかる分、金額は高いですが、将来の病院代などを考えれば安いと思います。
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