認知症による性的行為(お尻や胸を触る)を薬で抑えた症例
定員20名のデイサービスを利用している男性利用者のHさんはまだ65歳を過ぎたぐらいの利用者の中では一番若いですが、アルツハイマー型認知症と診断されています。 子供はおらず、奥様と二人で生活をしていますが家にいると外への徘徊があり、帰ってくる事ができなくなってしまいます。 体格も良く、身体的にはなんら...
定員20名のデイサービスを利用している男性利用者のHさんはまだ65歳を過ぎたぐらいの利用者の中では一番若いですが、アルツハイマー型認知症と診断されています。 子供はおらず、奥様と二人で生活をしていますが家にいると外への徘徊があり、帰ってくる事ができなくなってしまいます。 体格も良く、身体的にはなんら...
通所介護を利用していたMさん(80代後半女性)は、週3回通所介護を利用して在宅で生活されている方でした。 家族も協力的で、3階建ての家にエレベーターを設置し、Mさんを可能な限り在宅で過ごせるように住宅改修にも力を入れていました。 MさんのADL(日常生活動作)は、ほとんど歩行は不可なものの、上半身に...
利用者のTさんは年齢がまだ70歳と若い男性の方ですが、アルツハイマー型認知症と診断されています。 奥さんとは離婚をしており、子供とも離婚して以来会っていないのでずっと独居生活をしています。トラック運転手の定年後は家にこもりがちになり、いつしかうつ病も発症してしまいました。 家の中は掃除もできない、お...
若い頃は証券マンとして会社で高い地位となっていた男性のMさんは会社を退職後、特に何をするでもなく日々を過ごしていました。 ですがだんだんと物忘れがひどくなり、次第に近所の方に何度も同じ挨拶や会話をするようになり、家族が受診をさせるとアルツハイマー型認知症と診断。 すでに認知症はかなり進行しており、物...
Sさん(80代 女性)は、息子さんとの二人暮らし。 移動は車いす、排泄・更衣などは一部介助が必要でしたが息子さんの献身的な介護により、精神状態・健康状態共に良く、とても穏やか。 週に2回、デイサービスに通っていましたが、職員にもいつも笑顔で、優しく声をかけてくださる方でした。 体調の変化と共に現れた...
介護老人保健施設に入所していたEさん(60代後半女性)は、以前に交通事故にあい、脊髄損傷のために首から下の部位が動かせず、ほぼ全介助の方でした。認知症は極めて軽く、時々物忘れのある程度で、社交性も高く、笑顔の素敵な方でした。 また職員や利用者様の名前を何人か覚えていて、Eさんのほうから 「〇〇さん、~...
施設でも、自宅で介護をされている方でも、「夜になると徘徊を始めたり、奇声をあげる」ということは、珍しくないお話です。施設内にて、このような行動をとる入所者への対応として、実話である1例を紹介します。 日中は穏やか、夜中になると不穏に Aさん(男性、70代後半)は、認知症を患っており、老人ホームに入所し...
●昼夜逆転からくる問題点 高齢者の方によくある問題点として「昼夜逆転」が挙げられることがあります。これは高齢になると眠りが浅くなり、すぐに目覚めやすくなっている(中途覚醒)ことが原因です。 夜中に目覚め「用事をしなきゃ」とか「仕事に行かなきゃ」など活動的になり、結果的に夜はほとんど寝ていないが故に日中...
特別養護老人ホームに入所中のTさん(80歳前半女性)は、認知症の診断を受けているものの、症状は比較的軽く社交性もあり、笑顔もよく見られる方でした。車いすを使用して日中は過ごし、自走にて移動されるなど、運動にも積極的です。 職員との信頼関係もあり、デイルームでの洗濯物やおしぼりを畳むことを手伝ってくれた...
●介護スタッフが持つ、入浴お誘いの「技」 介護施設で必ずと言っていいほど「認知症の方の入浴拒否」が課題としてあります。デイサービスなど通所施設を利用している場合では、ご自宅ではなかなかお風呂に入ってくれないので「デイサービスで絶対にお風呂に入れてください!」と強く要望される家族さんも居られます。 しか...