認知症によりティッシュを食べてしまう異食への対応
・入所までの経緯 70代女性のM様はアルツハイマー型認知症と診断され、数年前にご主人を亡くし、息子夫婦と同居をしていました。 ある程度の意思の疎通は可能でADL(日常生活動作)も「ほぼ自立」でしたが、徘徊がひどく家から何キロも離れた所で保護されることもありました。 鍵を閉めても自分で開けれるだけの能...
・入所までの経緯 70代女性のM様はアルツハイマー型認知症と診断され、数年前にご主人を亡くし、息子夫婦と同居をしていました。 ある程度の意思の疎通は可能でADL(日常生活動作)も「ほぼ自立」でしたが、徘徊がひどく家から何キロも離れた所で保護されることもありました。 鍵を閉めても自分で開けれるだけの能...
家では面倒を見ることが困難になったとのことで、有料老人ホームに入居されてきた認知症の男性Aさん(86歳)。家で見ることが困難と言われていたのでどんな症状の方なのか心配していましたが、物忘れが少しあるくらいの、しゃかしゃかと歩かれ礼儀正しい人でした。 ケアマネージャーが他事業者のデイサービスの利用を勧め...
これまでの経緯 これまで大きな病気をされたこともなく、ご主人とみかんの畑を作られてきた80歳代女性のTさんは、数年前にご主人を亡くしてから現在までお1人で自宅で生活されています。 夫を亡くしたショックからなのか、時期を同じくして記憶の障害や見当識障害がみられるようになったため、長女が新幹線で片道約1時...
グループホームに入居されている前頭側頭型認知症のTさん(男性)のお話をします。 Tさんは昔剣道をやっていたということで、がっしりしています。82歳というご高齢にもかかわらず、力もかなり強い方です。歩く時には杖が必要ですが、自力歩行が可能な状態です。 発語は難しく、「あー」「うーんうん」など絶えず大き...
施設入所までの流れ 80代女性のT様はレビー小体型認知症によるパーキンソン症状があり、歩行はやや不安定、ご主人と二人ご自宅で生活されていました。パーキンソン症状になると筋肉が硬直し、歩くことも大変になります。そのためか、外を徘徊しているときに転倒して硬膜下血腫になったこともありました。 さらには認知症...
アルツハイマー型認知症を患う利用者M(80代男性)さん。現在身寄りがなく有料老人施設に入居しています。 Mさんは穏やかな方で決して人を怒鳴りつけたり、暴力をふるう人ではなく会話もすることができますが、症状として徘徊が顕著に見られています。部屋の場所が分からない、何故出てきたか分からない、戻ることもでき...
介護老人保健施設へ入所された70歳代のCさん(男性)は60代で前頭側頭型認知症の診断を受けています。60代で認知症とは早いと思われるかもしれませんが、前頭側頭型認知症は50代の若い時期から起こります。 自宅での転倒により骨折をされて治療を受けたあと、ADL(日常生活動作)の練習を行うために入所されまし...
この記事は高齢者賃貸住宅で認知症の方をお世話しているヘルパーさんに書いていただきました。 ………….. レビー小体型認知症は脳幹や大脳皮質にレビー小体というタンパク質が溜まってしまうことから起きる認知症です。レビー小体型認知症になっている人の8割が幻覚や幻...
訪問サービス利用者の80歳代女性Mさんのお話をします。知的好奇心旺盛な方で、80歳にして短大に編入し卒業するほど何かを学ぶことが好きな方でした。 ですが、その後、脳梗塞。その後遺症によって認知症となり、勉強はおろか自力で歩くこともできず、要介護状態となりました。 Mさんの最も問題となった症状は奇声と...
特別養護老人施設に入所されている80代の女性Mさんのお話をします。 身体状態は杖歩行、麻痺は軽度、そして軽度の認知症状が見られいる状態で、身の回りのことはある程度自分で行なうことが可能でした。また、最初の頃は他入所者との会話も良好でトラブルも見られていませんでした。 段々と症状が悪化 キーパーソンと...