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認知症と歯の残存数の関係

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認知症と歯の関係1

神奈川歯科大学(山本龍生教授)が65歳以上で介護認定を受けていない約4400人を対象に、歯と認知症に関する調査を実施しました。
その結果、「歯がほとんどなく、しかも入れ歯を使っていない人」は「歯が20本以上ある人」に比べて約2倍ほど認知症になりやすいことが分かりました。
しかし、「歯がほとんどない人で入れ歯を使っている人」は「歯がほとんどなく、しかも入れ歯を使っていない人」に比べて40%ほど認知症のリスクが低くなりますので、自分に合った入れ歯を入れることで認知症の予防になります。
なぜ、歯がないと認知症のリスクが高くなるのか。
それは咀嚼と関係があります。
食べ物を噛むことでその振動が脳に伝わって、その刺激が認知症の予防になっているのではないかと神奈川歯科大学の山本教授は言っています。

認知症と歯の関係2

もう一つ、歯と認知症の関係を調査した研究を紹介します。
東北大学の研究では「歯の残存数が少ない人ほど、脳の海馬や前頭葉の容積が小さくなること」が画像の診断で分かりました。
認知症ではない人の歯の残存数は約15本であるのに対して、認知症になっている人の残存数は約9.5本です。
この研究からは、3分の2の歯を失うと認知症のリスクが高まると言えるでしょう。

以上、歯と認知症の関係性について説明しましたが、私にも歯と記憶力に関する体験がありますので、ここで紹介します。
この記事を書いている時に思い出したのですが、私(40代)の歯は全部で28本あり、どこも欠損していませんが、5年前、親知らずを一気に4本抜きました。
その抜いた日から1か月ほど近時の記憶が出来なくなった経験があるのです。
「3日前に行った場所が思い出せない」
「会社で同僚から言われたことを忘れている」
など認知症の初期のような症状が出ました。
そこで、なぜ歯を抜いた後に記憶力が落ちたのかを調べるとその原因が分かりました。
北海道医療大学が奥歯を抜いたマウスで実験を行ったところ、記憶に関わるアセチルコリン(神経伝達物質)の量が少なくなっていることが分かったのです。
広島大学も奥歯を抜いたマウスを使った実験を行っているのですが、健康なマウスに比べて海馬の細胞の数が少なくなっていることが分かっています。
私の場合も親知らずといえども奥歯を抜いたのには違いないので、何かしらの影響が海馬にあったのだと思いますが、考えると少し恐いですね。
最近、歯科医から歯の矯正を行なわないかと言われましたが、歯を抜く可能性があるということで断りました。
やはり、健康な歯はなるべく治療で触らない方がいいです。
美容外科で「クイック矯正」をやっている人がいますが、将来のことを考えると私は賛成できません(参考記事「セラミック矯正(クイック矯正)の罪。無残な歯の写真を見てよ」)。
クイック矯正は歯をひと回り小さく削って、セラミックの差し歯を入れる治療ですが、差し歯が入った歯は虫歯になりやすくなります。
ですので、認知症のことを考えると安易に歯を削ることは止めた方がいいです。

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