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認知症の症状である徘徊に役に立つGPS

 

 認知症の症状に徘徊がありますが、家族の方は急にいなくなったら心配ですよね。役場の防災行政無線で「70代で身長が170センチくらいの男性の方が行方不明になっています。見かけた方はお近くの交番に連絡してください」と言っているのをよく聞きますが、恐らく認知症の方が徘徊して帰ってこないのだと思います。

 こういう認知症の症状である徘徊に対して役に立つのがGPS(全地球測位システム)ですが、この機能は主に携帯電話に付いています。しかし、いくら携帯電話にGPS機能が付いていても、認知症の方が携帯電話を持って出かけなければ意味がありません。

 今のお年寄りのほとんどの人は携帯電話を持ち歩く習慣はありませんので、携帯電話のGPS機能には期待できません。携帯電話を必ず持ち歩いている若い人たちが将来認知症になった場合には少しは期待できるかもしれませんが。

 しかし、GPSは全く意味がないかといえばそんなことはなく、中には有益なGPS商品も発売されています。認知症の方自身が必ず使うものにGPS機能を付けることがベストですが、一番いいのは靴です。

 以下の写真はインソールにGPS端末機が付いているタイプの商品ですが、値段は8万7000円です。この価格には靴、GPS端末使用料2年分、入会金などが含まれていますが、少し値が張ります。「また徘徊するのではないか」という不安の方が値段のことより大きいですので、安心するためにも一度試してみるべきではないでしょうか。

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セコムのGPS

 GPSで探索するシステムはセコムが有名です(徘徊に限らず子供に持たせている人もいいます)。居場所を探すためにはもちろん端末を持ち歩く必要があります。よく着る服に縫い付けて、持ち歩いてもらっている家庭がありましたが、何か工夫する必要があります。

 携帯電話ですと充電をしなくてはいけないので、いちいち取り出さなくてはいけませんが、セコムの場合には電池式です。ですので、一回縫い付けてしまえば頻繁に取り出す必要はありません。

[参考記事]
「認知症による徘徊を止めないでココセコムを使ってサポート」

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