認知症高齢者の摂食・嚥下障害に対する対応方法
認知症と摂食・嚥下障害に関する研究は、日本摂食嚥下リハビリテーション学会や言日本語聴覚学会などのトピックスとして大きく取り上げられています。 認知症患者の摂食・嚥下障害は認知症状の多様性同様に症状が多岐に渡り、介護施設や入院施設での対応が課題とされています。 そのため、摂食・嚥下障害のリハビリテーシ...
認知症と摂食・嚥下障害に関する研究は、日本摂食嚥下リハビリテーション学会や言日本語聴覚学会などのトピックスとして大きく取り上げられています。 認知症患者の摂食・嚥下障害は認知症状の多様性同様に症状が多岐に渡り、介護施設や入院施設での対応が課題とされています。 そのため、摂食・嚥下障害のリハビリテーシ...
通所介護(デイサービス)を利用していたYさん(70代後半女性)は、身体のADL(日常生活動作)には大きな問題点はありませんが、認知症と診断され、要介護1です。 Yさんは若いころに結婚していましたが、のちに離婚され、娘さんと2人暮らしの家庭環境でした。娘さんは仕事をしておらず基本的に家におり、通所介護施...
認知症の患者さんが、「ご飯まだ?」「ご飯早く出して」などと訴える事例は良く聞きますし、私も介護職員として多く経験しています。 今まで全くそんな事を言わなかった施設入所者が突然そのような事を言うようになった事例を紹介します。 発熱、3日間の静養から Mさん(女性、80歳)は、特別養護老人ホームの4人部...
私が勤務しているデイサービスに通って約3年になる80代の女性利用者のNさんはご主人と二人暮らしで、近所に息子さんが住んでいます。 認知症と診断されていますが、デイサービスに通って最初の頃は特に問題を起こすことはなく、記憶力が少し弱い程度でした。昔からバリバリ営業の仕事をしてきて行動派で人の世話を焼くの...
Yさん(女性、80代)は、特別養護老人ホームに入所し、要介護4で寝たきりの状態です。 パーキンソン病とリウマチも患っており、足は曲がったまま固まってしまい、座位もとれないので、車いすはリクライニング型を使用しています。体位変換も自力不可能で、時間ごとに介助し体位を変えています。 軽度認知症とされてい...
介護老人保健施設を利用中のKさん(80代前半女性)は、日常生活で身体の支障はないものの、老人性認知症と診断されている方でした。 物忘れが多く、自分が食事をしたことやお風呂に入ったことを忘れては 「私、食事食べましたか」 「私、お風呂に入ったかしら」 などと職員に都度確認します。 社交性は高かったので...
定員20名のデイサービスを利用している男性利用者のHさんはまだ65歳を過ぎたぐらいの利用者の中では一番若いですが、アルツハイマー型認知症と診断されています。 子供はおらず、奥様と二人で生活をしていますが家にいると外への徘徊があり、帰ってくる事ができなくなってしまいます。 体格も良く、身体的にはなんら...
通所介護を利用していたMさん(80代後半女性)は、週3回通所介護を利用して在宅で生活されている方でした。 家族も協力的で、3階建ての家にエレベーターを設置し、Mさんを可能な限り在宅で過ごせるように住宅改修にも力を入れていました。 MさんのADL(日常生活動作)は、ほとんど歩行は不可なものの、上半身に...
利用者のTさんは年齢がまだ70歳と若い男性の方ですが、アルツハイマー型認知症と診断されています。 奥さんとは離婚をしており、子供とも離婚して以来会っていないのでずっと独居生活をしています。トラック運転手の定年後は家にこもりがちになり、いつしかうつ病も発症してしまいました。 家の中は掃除もできない、お...
若い頃は証券マンとして会社で高い地位となっていた男性のMさんは会社を退職後、特に何をするでもなく日々を過ごしていました。 ですがだんだんと物忘れがひどくなり、次第に近所の方に何度も同じ挨拶や会話をするようになり、家族が受診をさせるとアルツハイマー型認知症と診断。 すでに認知症はかなり進行しており、物...