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転倒による寝たきりから認知症になるのを防ぐために注意するポイント

転倒による寝たきりから認知症になるのを防ぐために注意するポイント

   「お年寄りは骨折して動けなくなったら、認知症が進む」と聞いたことがありませんか。以前、「認知症の予防に運動は効果があるのか」の記事で以下のように書きましたが、「動く」ということと脳の機能は相関関係があります。 カナダのブリティッシュ・コロンビア大学の研究によると1週間に2回、各1時間の運動を半年間行った...

介護ケアが通用しない若年性認知症の利用者の事例。とうとう精神病院へ

介護ケアが通用しない若年性認知症の利用者の事例。とうとう精神病院へ

   真夏の8月に介護老人保健施設に入所されたMさん(59歳男性)は、若年性認知症と診断され、特定疾病の対象として介護保険を利用するに至り、緊急で入所先を探していた方でした。  それまでは家族と共に在宅で過ごしていましたが、急速に病状が悪化し、家族の手に負えない状態となり、外を徘徊していたところを警察に保護さ...

認知症が進行してもバカにしたり、赤ちゃん扱いをしないこと

認知症が進行してもバカにしたり、赤ちゃん扱いをしないこと

   養護老人ホームに入所されているTさん(87歳女性)は身体はとても元気な方ですが、認知症で要介護4が認定されている方でした。 養護老人ホームとは一体なにか  一般的な老人ホームのイメージとして特別養護老人ホームや老人保健施設(いわゆる「老健」と呼ばれているところ)を思い浮かべる方が多いと思いますが、養護老...

認知症を原因とする暴言・暴力行為を防ぐために行なった対応

認知症を原因とする暴言・暴力行為を防ぐために行なった対応

   暴力行為のあるTさん(62歳 女性)は、産まれた時から体に障害がありました。両親は、障害があったTさんよりも2歳年下の妹を可愛がり、5歳頃からTさんは救護施設に入り、両親はあまり面会には来ないという複雑な家族環境で育ちました。  以前は、体に障害があっただけでしたので、救護施設から作業所に通うなどしてお...

デイサービスを利用する認知症の人が不穏になる時間は14時

デイサービスを利用する認知症の人が不穏になる時間は14時

●きっとある!「魔の14時」  一言で認知症と言っても幅広く、まさに十人十色の症状があります。一般的にそれらの症状は中核症状と周辺症状に区別されますが、それら症状が現れる原因(きっかけ)も様々で、突然スイッチが入ったかのように認知症状が現れたりするケースも多いです。  私が約10年間の間に3つの通所施設で経験した「認知...

お尻を触る迷惑行為を繰り返す前頭側頭型認知症の介護の実例

お尻を触る迷惑行為を繰り返す前頭側頭型認知症の介護の実例

  原因不明で特効薬がない認知症  認知症といえば誰しもが思いつくのはアルツハイマーですが、意外と知られていない前頭側頭型の認知症は他のタイプと較べ患者数も少なく、私の勤務する施設にも少数しかいません。  前頭側頭型の新規の利用者が来ると聞くと職員同士でも顔を見合わせてしまうほどの、悪い言い方をすると問題行動...

認知症による暴力行為には理由がある(A子さんのケース)

認知症による暴力行為には理由がある(A子さんのケース)

  夕方の不穏からの暴力行為、転倒にによる度重なる怪我  A子さん(当時82歳)は小柄で女性的でとてもかわいらしい女性ですが、典型的なアルツハイマー型認知症を持つ利用者様でした。  話かけるととても嬉しそうにお話してくれますが、基本的にろれつは回らず、会話はよくよく注意して意識していなければ理解できない状態で...

可能な限り在宅で介護。重度アルツハイマー型認知症の事例

可能な限り在宅で介護。重度アルツハイマー型認知症の事例

   Nさん(80歳後半女性)は、重度のアルツハイマー型認知症により、意思疎通ほぼ不可(会話を促しても会話にならない)、手引き歩行可、麻痺なしのADL(日常生活動作)レベルの方でした。  家族の献身的な在宅介護により、入所を希望せず、通所介護を週3回利用することになりました。対応が難しく、意思疎通が不可なので...

認知症による帰宅願望が息子からの手紙の効果で無くなった事例

認知症による帰宅願望が息子からの手紙の効果で無くなった事例

  ●体験利用に向けて  ケアマネジャーさんより、こちらの小規模デイサービスに認知症の方、Tさん(男性81歳)の体験利用希望が入りました。  その方は現役時代には大手食品会社の管理職を務めあげ、安定した年金と退職金でご夫婦2人暮らしをされています。最近では認知症状が出始め、ほとんど家から出る事なく引き籠ってお...

認知症による帰宅願望の原因が便秘だった事例

認知症による帰宅願望の原因が便秘だった事例

   「そろそろ家に帰ります」「やることがあるから」と言って何度もデイサービスの席を立たれ家に帰ろうとされる80代の男性Aさん。  Aさんはアルツハイマー型認知症です。アルツハイマー型認知症とは見当識障害や記憶障害を主症状とした認知症疾患の1つ。異常なタンパク質が脳内に蓄積されてしまうことが原因で、程度の差は...

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