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認知症の施設利用者からお尻を触られるセクハラに対する対応

認知症の施設利用者からお尻を触られるセクハラに対する対応

   今回はアルツハイマー型認知症のBさん(78才男性)についてのお話しをします。Bさんはショートステイで月に3回ほど、施設に宿泊に来ていました。  地元でも有名な大きな会社を経営していたBさんは、基本的におっとりとしていて、風情のある方でした。会社を経営していただけあって、知識も豊富で、認知症の症状があって...

認知症の人が食事を食べてくれない時の対応(実例)

認知症の人が食事を食べてくれない時の対応(実例)

   Bさんは90歳代の男性で、5年前に脳梗塞で倒れ、右半身麻痺の後遺症が残り、自宅で家族の支援を受けながら生活をしていました(脳梗塞が原因の脳血管性認知症も患っています)。家族は奥さんと娘さん夫婦、孫が2人で、主な介護者は娘さんです。  Bさんは元々嚥下機能(飲みこむ機能)が悪く、しばしば誤嚥性肺炎を起こし...

幻覚で悪魔が見えるレビー小体型認知症の女性への対応

幻覚で悪魔が見えるレビー小体型認知症の女性への対応

   私が今からお話しするSさん(89歳女性)はレビー小体型認知症と診断されています。Sさんは認知症が進んでいる最中の一番酷い急性期に私の施設(認知症対応型のグループホーム)に入所されました。  身体面では腹部大動脈瘤を抱えている以外は問題が無く、洗髪、洗身はほぼ自分で行い、排泄は尿失禁はあるものの、便失禁は...

徘徊中に唾液を吐き捨てる認知症入居者への対応と対策

徘徊中に唾液を吐き捨てる認知症入居者への対応と対策

   住宅型有料老人ホームに新しく入居されたTさん(82歳男性)の症状はアルツハイマー型認知症による徘徊です。入居する前の自宅でも落ち着いて座っていることのほうが珍しく、常に自宅内を徘徊し、気持ちを落ち着かせて座らせても10分後にはまた歩き回ってしまう状態でした。さらに徘徊中唾液を床に吐き捨てる行為も見られま...

0時のAさん(認知症)と4時のBさん(認知症)の切ない物語

0時のAさん(認知症)と4時のBさん(認知症)の切ない物語

   特別養護老人ホームで介護職員をしていた頃のお話です。  Aさんは80代女性でアルツハイマー型認知症。時々物忘れはありますがとても社交的で、日中も他の利用者さんとお話されたり、歌や踊りが大好きでレクリエーションにも積極的に参加されています。洗濯たたみなども積極的に手伝ってくださいます。  Aさんは夕食後し...

認知症による暴言と暴力の対応は生活歴を知ることから始まる

認知症による暴言と暴力の対応は生活歴を知ることから始まる

   私が勤めているグループホームで出会った、アルツハイマー型認知症を患う86歳の男性、Sさんのお話をします。まず、Sさんがグループホームへ入所した経緯です。  自宅で転倒し右足を骨折しましたが、しばらく自宅で療養をしていました。Sさんは通院や入院を拒みましたが、尿路感染症を患ってしまい、病院へ救急搬送されま...

前頭側頭型認知症の男性が万引きをするので対策を立てました(実例)

前頭側頭型認知症の男性が万引きをするので対策を立てました(実例)

   介護付き有料老人ホームに入所していたKさんは60代男性です。前頭側頭型認知症を発症しています。前頭側頭型認知症は他の認知症とは異なり、物忘れが少なくても常同行動、反社会的行動、自発性に欠ける、周囲に影響されやすい、食べ物に関して異常なこだわりがあるなどの特徴があります。Kさんもすべてに当てはまっている状...

入浴介助拒否、排泄介助拒否がある認知症の女性のための対応(実例)

入浴介助拒否、排泄介助拒否がある認知症の女性のための対応(実例)

   介護実習で出会ったMさんは、特別養護老人ホームに入所している70代の女性です。私が実習で会った際は自立歩行が可能で、片耳が難聴でしたが、人と喋るのが好きで明るい方でした。他利用者とも仲がよく、輪に入りにくい人には積極的に声をかけるなどの様子がみられました。  血管性認知症で人の名前を覚えるのが苦手でした...

オレオレ詐欺にあった認知症の女性のために行った対策(実例)

オレオレ詐欺にあった認知症の女性のために行った対策(実例)

   知り合いのMさんは70代の女性でアルツハイマー型認知症と判定されたばかりでした。Mさんは自立歩行が可能で身体的な介護は必要なく、息子と孫の3人で暮らしていました。料理や買い物、金銭管理も問題なくできていました。  ある日、Mさんが一人で在宅している際に孫を名乗る人物から電話がありました。 その内容は 「...

亡き妻を探すために徘徊しているアルツハイマー型認知症の男性

亡き妻を探すために徘徊しているアルツハイマー型認知症の男性

   在宅介護、施設介護に関わらず、認知症高齢者の徘徊が大きな課題となっていることが少なくありません。平成28年6月に行われた警視庁の発表によりますと、認知症または認知症が疑われる人の年間の行方不明者数が3年連続で1万人を超えている状況とのことです。  認知症高齢者は見当識障害のため、夜間や日中の区別がついて...

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