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医師も気づかなかった認知症が事故をきっかけに判明した事例

医師も気づかなかった認知症が事故をきっかけに判明した事例

  出会いの縁  ある日のこと、88歳男性が住む地域を包括するケアマネージャーから私の勤める訪問介護事業所へ、その男性(仮名:アキオさん)の生活介助に入ってもらえないだろうか?との相談がありました。  ケアマネージャーからの説明によると、アキオさんは奥様と息子様の三人家族で、アキオさんと奥様は一戸建て住宅で二...

認知症(アルツハイマー型と脳血管性)が合併している人への対応

認知症(アルツハイマー型と脳血管性)が合併している人への対応

   以前、有料老人ホームで介護士として勤務していました。様々な人が、自分の思い思いに生活をしているので、介護士もそれに合わせて動くことが必要な反面、居室で過ごされる方に目が届かない時間帯も多くあります。 深夜に転倒してしまったN様  N様(80代の女性)は元々軽度のアルツハイマー型認知症を持っており、日常生...

幻覚と徘徊の症状がある認知症女性への対応事例

幻覚と徘徊の症状がある認知症女性への対応事例

   私が介護を行った中で、95歳の女性の方がいました。この方をAさんとします。旦那さんを戦時中に亡くされてから女でひとつで子供を育てられ、曾孫まで産まれ、幸せに暮らしていました。朝早くから畑に出かけ、90歳を過ぎても元気に働いていたと言います。  ある日、毎日行く畑から戻って来なかった時があり、家族が畑まで...

認知症による見当識障害が早期に進行していった事例

認知症による見当識障害が早期に進行していった事例

   花江さん(仮名:76歳)は、8年前にご主人を病気で亡くされ、分譲マンションにてお一人暮らしです。娘さんがお二人おり、長女は花江さんと同じ市内に住み、薬剤師として働いています。キーパーソンである次女は独身で、花江さん宅から車で高速道路を利用して1時間半位の市外に住んでいて、平日は医療従事者として勤務されて...

軽度認知症で気性が激しい人が穏やかになった対応とは

軽度認知症で気性が激しい人が穏やかになった対応とは

   Cさん(女性、80代)は、月に1回長期でショートステイをご利用されるお客様ですが、介護度2で、軽度の認知症です。歩行は安定しており、身の回りのことも声掛けを行えば、充分にご自分で出来る方です。 普段から気性が激しいCさん  普段から気性が激しく、喜怒がはっきりされている方で、楽しそうにされていても、いつ...

認知症による失禁対策について解説。いつもと違う仕草を観察

認知症による失禁対策について解説。いつもと違う仕草を観察

  アルツハイマー認知症の60代のN様(女性)は、元看護師として大手病院で勤務をしていました。ご主人が50代で脳梗塞で倒れ仕事ができなくなり、病院と自宅で療養生活を送っていました。 看護師をしながらご主人の介護を行う中、N様も軽い脳梗塞になり看護師を辞め、ご夫婦で自宅療養しながら互いに通院生活を送っていました...

もの忘れが強く、同じものばかり購入してしまう認知症女性の事例

もの忘れが強く、同じものばかり購入してしまう認知症女性の事例

  アルツハイマー型認知症の70代のY様(女性)は、身体的にはとても丈夫ですが、軽度の認知症との事でデイサービスを週二回利用しています。 住まいは息子様とY様で同居しています。早くにご主人様を亡くされ、Y様の面倒を見ながら仕事をする息子様は独身です。息子様は仕事柄、出勤が早く帰りも遅い為、日ごろ自宅にてY様と...

認知症による幻覚は過去の記憶が影響。昔、亡くなった子供が現れる

認知症による幻覚は過去の記憶が影響。昔、亡くなった子供が現れる

  ●幻覚を理解している認知症のEさん デイサービスを週に2回利用されているEさん(80代男性)は軽度から中度の認知症で、時々幻覚(幻視)が見られます。デイサービスでお話をしていると突然、「あなたの後ろに子供たちがたくさん立っている」と言ったりするのです。 しかし幸いなことに大抵は、「私には見えるのだけど、き...

ヘルパーが閉口してしまう認知症による問題行動(部屋に水をまくなど)

ヘルパーが閉口してしまう認知症による問題行動(部屋に水をまくなど)

  Aさんは、会社を経営されている社長の奥様として何不自由なく生活してこられました。子供は一男一女をもうけられ、良妻賢母として家事、育児をこなしてこられました。お金はありましたが、贅沢されることはなくむしろ倹約家で、廃品を拾ってリサイクルされたりしていたようです(環境に対する意識が高いと家族からは聞いています...

捕虜を恐れて徘徊する認知症の男性についての事例

捕虜を恐れて徘徊する認知症の男性についての事例

  Aさん(80代前半・男性)は、若いころから自営業で魚屋をされていました。早朝から夜遅くまで働き、戦後の物のない時代に一から築き上げたお店でした。 少し前に、店を閉め、住み慣れた家も売り、新居に引っ越してきました。物静かな郊外から自然豊かな慣れない土地という環境の中で、仕事を辞めたAさんは時間を持て余すよう...

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