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若年性認知症の男性がタクティール(マッサージ)で笑顔が増えた訳

若年性認知症の男性がタクティール(マッサージ)で笑顔が増えた訳

   こちらで紹介させていただくのは特別養護老人ホームで暮らすTさん50代。比較的軽度の若年性認知症の男性です。これといって目立った周辺症状はありませんが、入所時から表情が硬く、塞ぎ込みがちで言葉でのコミュニケーションが取りづらい方した。奥さんと娘さんが面会に来てくださることが多かったですが表情が変わることは...

空襲に関する幻覚や幻聴がある認知症高齢者への対応

空襲に関する幻覚や幻聴がある認知症高齢者への対応

   夜中になると認知症による幻覚や幻聴に悩まされるHさん(84歳・男性)。身内もおらず、お一人で暮らされていました。  私は地域の相談員をしているのですが、ある日、近所の方から「最近Hさんが夜中に『火事だー!!』と叫んだりフライパンを鳴らしたりしてうるさい。どうにかならないか。」と電話がありました。  とり...

頻回な認知症による徘徊でどんどん痩せる。それに対して取った対策

頻回な認知症による徘徊でどんどん痩せる。それに対して取った対策

   今回はアルツハイマー型認知症の90代女性の徘徊のお話をします。長年息子さんが在宅介護をされていましたが、勝手に外に出て危なかった経験もあり、介護老人保健施設の認知症専門棟へ入所されました。徘徊も問題でしたが、強い介護抵抗も大きな問題の女性でした。 頻回な徘徊  彼女は入所当時は独歩ができており、常に徘徊...

介護士と認知症の人の関係性。家族の顔は忘れたけど介護士の顔は分かる

介護士と認知症の人の関係性。家族の顔は忘れたけど介護士の顔は分かる

   認知症の人の症状は、介護系のテキストや座学で学ぶ一般論以外に、様々な症状が出現します。ときに「症状」というより「個性」と表現した方が良いのでは、と思うときもあります。  今回ご紹介する内容は、ご家族様には複雑な心境を与えてしまいますが、日常関わっている介護士にとってはありがたいような(?)エピソードとし...

デイサービスで帰宅願望のある認知症利用者への対応。成功例と失敗例

デイサービスで帰宅願望のある認知症利用者への対応。成功例と失敗例

   A氏は認知症と診断名がついている女性です。認知症の症状としては周辺症状と比べて中核症状が強くみられている傾向にあり、特に短期記憶障害(最近のことを忘れやすい)、見当識障害(場所や時間、日付が分からない)が主とする症状でした。  自宅独居で生活されており、近隣の息子さん夫婦の協力を得ながら訪問介護サービス...

夜に裸で外出する認知症女性の徘徊を地域で支えた事例

夜に裸で外出する認知症女性の徘徊を地域で支えた事例

夜に裸で外出、徘徊を民生委員が発見  はじめにBさん(70代後半女性、独居、「要介護1」、認知症)の異変に気付いたのは民生委員さんでした。民生委員さんから「Bさんが夜になると裸で外を出歩いている」と、地域包括支援センター(以下、包括)の保健師に連絡がきたのでした。  Bさんはもともと要介護認定を受けていましたが、デイサ...

認知症の幻視に対する対応の成功例と失敗例。「小人がたくさんいる」

認知症の幻視に対する対応の成功例と失敗例。「小人がたくさんいる」

   認知症の人すべてに出現しないものの、認知症の人の多くに何らかの周辺症状が出現します。今回ご紹介する周辺症状は「幻視」です。介護士としての私の体験談を交えて、あるご利用者様の「幻視」の内容と、対応した方法についてご紹介します。 「小人(こびと)」に連れていかれる恐怖?  介護施設に入所していたO様(男性・...

トイレの失敗が多い認知症の人への対応。まずは分析から始めよう

トイレの失敗が多い認知症の人への対応。まずは分析から始めよう

   90歳代男性。トイレで排尿をする際は立って済ませようとするが、勢いがない為に毎回と言っていいほどスボンに引っ掛けてしまう。昔からのこだわりで、ズボンの下にズボン下、そしてお腹を冷やさない様に2メートル程ある腹帯を巻く為に更衣が大変で、職員、本人共に大きなストレスとなっている。  この日も、Fさんがフロア...

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