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認知症の人が性的な言動を繰り返す場合にはどうしたらいいの?

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施設で勤務していると認知症の人が性的な言動を繰り返す場面は、特別珍しいわけではありません。
年齢も60歳代の人もあれば、盛んな人は100歳を超えてもあります。
昼間にパブリックスペースで性的な体験談を大声で話す人もいます。

私は介護職として勤務する中でそれはもう、性的な言動を繰り返す認知症の方を相当なケースを見てきました。
職業介護者か家族介護者かに関わらず、初めはそれらの行為に対して衝撃を受ける人が多く、親のそういった姿を見た家族介護者は尚更です。

ある程度、脳機能的に致し方ない部分も

認知症でない人にももちろん性的欲求はありますが、我々は何故そのような言動を公前で行わないのかと言うと、理性が働いているからです。
理性や社会性は前頭葉が関わっているのですが、認知症が進行するとこの部分にも萎縮が及びます。
ですので、抑えが効かなくなって、性的な言動が出やいすい状態になっています。

また、認知症の方が今、どの時代を生きているのかも大事になります。
例えば自分がまだ30代などの若年者だと思っている方もいて、性的な欲求もその時の状態に戻ることもあります。
配偶者(もしくは家族)やヘルパーさんの胸やお尻を触ってきたりという行動も珍しくありませんが、その場合でも、怒っても何も解決しません。

性的な欲求をどのようにしてコントロールするか

よく言われる話ではありますが、食欲と性欲に関する欲求を司る脳の部分は非常に近くリンクしています。
あくまで私の介護職員としての経験ですが、食事を摂り満腹感を得る事で性的欲求も満たされるという事は多いです(特に男性の場合にはその傾向があります)。
食事は摂りすぎると肥満になり、他の重大な疾患につながる恐れもある為、注意が必要ですが、カロリー計算をした上で許容範囲であれば食事を摂ってもらう事で、性的な言動が収まる事が期待出来ます。

食事以外で静的な言動を抑えるには、昼間であれば外に連れ出して気分転換してもらうことで(つまり、場面を変えることで)、性的な行動の方は収める事が可能です。
言葉で性的な言葉を発する場合は、自室に誘導して対応する程度しかありません。
いずれにせよ、本能的欲求としてある程度は受け入れる姿勢も必要になるでしょう。
しかし、施設にお世話になっている場合には度が過ぎると夜這いなどに行きますから、注意を払って見守らないといけません。
実際、私が働いている施設では夜這いが原因で退所を余儀なくされた利用者がいます。

[参考記事]
「認知症の施設利用者からお尻を触られるセクハラに対する対応」

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