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食べすぎて100キロになってしまった認知症の人の事例

 

認知症の症状の中でよく聞くのが、食事をしていることを忘れているケースです。

Bさん(男性)は定年退職後、娘夫婦と一緒に自宅で生活されていました。しかし70歳を過ぎた頃から物忘れや徘徊などの症状が見られるようになりました。軽度であったためにご家族も難しくは考えておらず特にトラブルもなく過ごされていました。

そんな日が続いたのですが、ある時から昼食後に「そろそろご飯の時間かな?」と言い出すようになりました。娘さんは「さっき食べたでしょ」と言うのですが、突然怒り出し「さっさと飯を出せ俺はボケてないぞ」と大声で怒鳴りつけ、そこからご飯を一日に何度も食べる日が続いたのです。

御家族は食べさせたら納得すると思いご飯を出し続けたのですが、体重ばかりが増えていくようになり、体調にも支障が出るようになりました。そこで老人ホームに入居することとなりました。

入居時の体重は100キロを超えており、調べると1年で40キロ近く増量していました。

着替えや入浴などにも影響が出ており介助が必要な状態で、足腰への負担も懸念され早急な対策が必要となりました。

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否定的な声掛けは禁止

「ご飯は?」と言ったことに対して「さっき食べましたよ」という声掛けは認知症でない人からすると当然です。

ですが認知症の場合、食べたことを覚えていなかったり、高齢ゆえに満腹中枢が低下しているなどの理由が考えられ、「食べてないのにどうして食べさせてくれない?」と思うようになります。そうなると「この人はご飯を食べさせてくれない人」「私に意地悪をする人」と認識してしまい、介護にも支障が出てきます。

ご家族の協力が逆に仇となる

ご家族の協力が得られることは大変喜ばしいことでありますが、時として悪化の原因となる場合があります。

Bさんのご家族の場合、頻繁に施設に会いに来るのですが、そのこと自体は喜ばしいことです。ですが、空腹の訴えがあるたびにこっそりとお菓子を渡していたのです。

運動をして、食事を1日3回と規則正しくしているのになぜか体重が増加することに気付き調べていると一人でお部屋にいるときにこっそりとお菓子を食べているのに気付いたのです。

まだお菓子を渡し始めて数か月であったためにお菓子をくれなくなっても様子に異変は見られませんでした。過去に何度もお菓子を渡し続けているご家族がいましたが、その時には夜間に何度も「電話をしろ」「お菓子を持ってこい」と催促の電話に発展してしまったケースもあるために注意が必要です。

間食は悪いことじゃない?

痩せようとしている人が間食と聞くと駄目なように聞こえてしまいますが、否定的な声掛けをしない代わりの対応方法としては良策と言えます。

食べたいと言われるのであれば食べたらいいのです。ただし、カロリーや塩分の低いお菓子などを1つだけ置くことがベストです。

他にも1回の食事量を減らし回数を増やすことで常に満腹感を得られている状態にすることも最善策です。

Bさんには上記の対策を行なっていくとともに毎日の運動もやっていただきました。その結果、70キロ台まで減量することに成功し、空腹の訴えも殆ど見られなくなりました。

[参考記事]
「認知症の人に対する否定的な言葉が暴力に繋がってしまった事例」

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